人と人は違うということ

働き方改革×チームビルディング

変わりたい社長を応援するブログ
~a Day in the Life~

変わりたい社長のメンタリングパートナー

梶川です。

 

チームビルディングでは「人と人は違う」ということを前提にして組織づくりしていきます。

弊社でも、「一人一人が自分らしく働いて、会社のミッションに貢献して、業績が上がる会社」をビジョンにしています。

 

「人と人は違う」「自分らしく」ということは頭では理解できるけど、実際にどう行動していくのか ということはわかりづらく、また、忙しくなれば そんなことを意識している余裕はないよ ということになりがちです。

 

私がすすめるチームビルディングでは、人と人の違いを『効き脳』で表現します。

効き脳は考え方(思考)のクセを表します。
(効き脳の説明はこちらを参照してください)

世の中には〇〇診断や性格診断のようなものはたくさんあり、それぞれ的を射ていて「あ~、あってる」というものが多いですが、私が効き脳診断を勧める理由は、
・4分類なので覚えやすい
・性格ではなく、思考のクセなので仕事の局面で使いやすい
・適性診断ではないので、どんな仕事にも適用できる
という点です。

特に、自分らしく働く という点では、性格や適性で職業を絞ってしまわないというのが重要だと思っています。(逆に、この職業の人は結果的にこのタイプの人が多い ということはありますが)

 

弊社でも社員全員で効き脳診断をしています。

こちらがあるグループの効き脳一覧です。

似たような形もありますが、一つとしてまったく同じ形状はありません。

これが「人と人は違う」ということです。

 

これを行ったことで弊社で変化したこととして、

・何度言っても伝わらなかった理由がわかった
(怒ったりイライラしたりが減った)
・ミスが減らなかった部下の効き脳を意識した仕事の任せ方、指示をすることでミスがへった
(これは効き脳Dの部下にBの上司の場合が顕著でした)
・効き脳Dの技術補助の女子社員が効き脳Bの上司に遠慮して改善の提案をしていなかったが、効き脳が違っていることと、違いを遠慮しなくていいということを理解して提案をするようになった
(これまではなんとなく上司とは違うと感じていたので、言っても聞いてもらえないと思っていた)
↔上司も、これまでなら「何言っているの」と言いそうになるところを「なるほど」と言って聞くようになった

というようなことがありました。

 

効き脳は、良い↔悪い ではないし、正解↔不正解 でもないので、これまでだったら 上司=正解 の図式だったものが、フラットな関係で意見しあえるようになったのが一番大きいと思います。

上司が部下を理解することで、部下が自信をもてる というのが実感です。

性格診断だと、合う・合わない ということが起きがちですが、効き脳はそうではありません。ただ、効き脳の違いを意識しないとコミュニケーションエラーが起きて、合う・合わない に陥ってしまうので、そこは注意が必要です。

 

そこで、いつもいつも効き脳を意識できているわけではないので、私の場合は面談のなかで部下や上司との関係について効き脳を持ち出して整理して話しています。

1年くらいたって、それぞれの効き脳を各自がお互いにインプットできてきたでしょうか。

まあ、誰の効き脳がAとかBとか、話しながらこの人は効き脳〇だな とか考えるのも、効き脳Aの特徴のような気がしています(苦笑)
(私の効き脳はこんな感じです)

今週もお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。