新元号が発表されました

働き方改革×チームビルディング
働き方改革はチームビルディングで実現!
人が活きて業績があがる本当の働き方改革を広める
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。
新元号が発表されましたね。
「令和」となりました。
「平成」になったとき、私はまだ大学生で、富良野でスキーをしていた記憶があります。
あれから30年経ったということですね。少しは成長しているのでしょうか(^^;
さて、一昔前の働き方の意味合いで、「昭和の働き方」と言ったりします。
「24時間戦士」とも表現されたりしますが、いわゆる高度経済成長期の働き方です。
モノがない時代でしたので、競合他社よりもなるべく早く、大量に、世の中に売れば儲かった時代。
重工業、製造業が主産業で、大量生産のためには工場をできるだけ長く稼働させておくことが必要でした。
その結果、力があって長時間働ける労働力、つまり、男性が長時間働く という構図でした。
給料もどんどん上がり、労働時間が長くても頑張って働いていれば、将来裕福になれる という期待がありました。
奥さんが家を守り、外で働く男性を支えるという、性別役割分業体制でした。
そして、バブルもはじけて「平成」になると、モノは余りました。給料も上がらず、世の中に流通するカネも減りました。モノが売れなくなり、消費者の志向も多様になりました。
長時間労働で頑張っても将来に対する保証はありません。
給与体系も年功序列から、成果報酬などが導入され、給料が増えないので、共働きがあたり前になりました。幸せの価値観も多様になりました。
少子高齢化により労働人口が年々減少し、絶対数が減ったうえに、時間制約があったり、働くということに対する価値観も多様化したので、企業としては雇用の確保が難しくなりました。
なんとか採用しても、入社3年以内の離職率は3割程度で推移しています。
早期離職の原因は、一般に
・給与に不満がある
・仕事上のストレス
・将来への不安
・労働時間が長い
・職場の人間関係が悪い
・社風が合わない
・相談できる上司、同僚がいない
などと言われています。
離職した側からの意見ですので、会社側からすれば他の言い分ももちろんあると思いますが、いわゆるコミュニケーションがうまくいっていない と表現されることもあり、逆にコミュニケーションがうまくいっていれば避けられることも多いように思います。
一口にコミュニケーションと言っても原因はさまざまなので、短絡的にコミュニケーション研修を導入してみてもうまくいかないことは、よくあることです。
求めていきたい理想の状態は、新入社員から社長まで、すべての社員が「ここにいてもいい」「自分らしくいていい」という安心感をもてることだと考えています。
そうしたときに、会社で良く起きていることは、会社の常識や風土が社外の非常識 ということではないかと思っています。
ある程度の期間勤務していると、あの上司はいつもあんな感じ とか、本音と建て前を使い分ける文化であったりとか、そういうことを最初はいやだったけど馴染んでしまったり、ひいては自分もその一員になってしまったりして違和感がなくなっていくのでしょうが、そこになじめなかった社員が退職していくのではないかと思うのです。
必ずしも会社の文化や風土が悪いことばかりではないと思いますが、社会的に見ておかしくないか という観点で顧みるようなことも大切ではないかと思います。
そして、新入社員にも会社の文化や風土をきちんと説明して、仲間になってもらう。恥ずかしいことがなければお互いに認め合えるでしょうし、仲間になれば助け合えるし、迷惑もかけあえる。
余談になりますが、イチローも
「人は1人じゃ生きていけない。20歳の頃はできると思ってました。でも、人に迷惑かけないで生きるなんて無理、なので僕は人に迷惑かけます。その代り、自分でできることでみんなに返していくしかない。」
というようなことを言っていました。
お互いの強みを活かして、弱みをカバーしあって働ける職場であれば、新入社員も安心して働けて定着するのではないかと思います。これがチームビルディングで目指すところでもあるのですが。
さて、「令和元年」
奇しくも「働き方改革関連法」の施行となりました。
「令和の『働き方』」はどんな風になっていくのでしょうか。
それでは、今日はこの辺で。
最後までお読みくださりありがとうございます。