働き方改革はチームで取り組む

働き方改革×チームビルディング

働き方改革はチームビルディングで実現!

人が活きて業績があがる本当の働き方改革を広める
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。

 

10連休だったゴールデンウイークも終わり、日常が戻ってきます。

休みの間、札幌に行ってスキーしたり、社員の結婚式に参列したり、高校の同窓会に参加したりしていました。

どこに行っても、働き方改革 に関わってると話すと、深い話につながっていく時代になったなと実感しました。

それでも、だいたいは長時間労働のことですね。

残業時間がどれくらい、帰る時間は何時くらい、会社からは早く帰るように言われている というような。

部下の労働時間が長い上司は、改善されないと異動になってしまう とか、結局、やれる人に仕事が集中してしまう という話も聞きました。

労働時間が短くなれば、できない仕事も出てしまうので、それは無理だよね というのもありました。

ここには書けないような、もっと辛辣な内容もありましたが、一様に感じるのは、労働時間を短くする ということは話題になるんだけれども、どうやって減らすか ということはあまり話題にならない と。

個人の能力ややり方の改善で、早く帰れるよう努力することが前提になっているようです。

 

ここは、はっきり言っておきたいと思いますが、個人のやり方を工夫したくらいでは働き方改革は実現できません。

もちろん、現状のままで問題なければ必要ありません。変わる必要がある場合、変わりたいという場合は ということですけれど。

(工場の直接部門でない場合)仕事量というのは、日単位、週単位、月単位、年単位でバラつきが生じます。その繁閑を一人ひとりで見た時に平準化できないかどうかを考えることがポイントになります。

働き方改革で、残業時間が法律でアウトになる場合、
1.全員がアウトになっているなら、そもそも人員が不足している
2.一部の人だけがアウトになっている場合は一部の人に仕事が偏っていて、
a.やれる人に仕事が集中している
b.苦手なことをやっているので時間がかかる
ということが考えられます。

1.の場合は人員を採用するか、仕事を減らすしかありません。

2.の場合は、チーム内で仕事を平準化するしかありません。

a.の場合、多能工化という方法がよくとられます。スキルや能力について、他の人でも代替できるように育成や訓練を行います。

b.の場合は、苦手なことをする場合に時間がかかる ということを、まず本人も周囲も理解することが必要です。そのうえで、得意な人に仕事の分担をかえることが一つです。

苦手だと理解して仕事を任せるなら、仕事量を減らして、他の人に分担することを考えます。

こうやって、チーム内で仕事を平準化することを考えていきます。個人の仕事のやり方で吸収できるようなら問題ありませんが、それでは難しいのが現実ではないでしょうか。

 

ただ、チームで平準化というときに、自分も忙しいのに人の仕事まで面倒みてられません という声があがったりします。

そこで、大事になるのは、チームとしての将来です。ビジョンという場合もあります。

今のチーム働き方のままでよいのか。何か変えなくて良いのか、変わりたいのか。

変わる必要がある と合意がとれたなら、メンバーの望む将来像はどんな姿なのか について、対話を重ねて、チームの理想とする働き方を目指すことになるでしょう。

 

それでも、だれかを助けても自分の評価はかわらない という声が上がる場合もあります。

この場合の評価は=賃金の場合もあるでしょうし、感謝・承認ということでもいいかもしれません。いずれにしても、何かしら 制度 を変える必要がある場合も生じます。

ただ、順番としては、対話してから制度です。制度を先に作っても人は動きません。制度で人が動くのは限定的ですし、かえって、利己的になりやすい面もありますので要注意です。

 

働き方改革のやり方 という面では、さまざまなやり方がありますが、本日のポイントとしては、チームで取り組む ということです。

重ね重ねになりますが、個人の能力や工夫だけでは「働き方改革」の成功は難しい ということを考えてみてください。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。