採用はなかなか厳しい現実

働き方改革×チームビルディング

働き方改革はチームビルディングで実現!

人が活きて業績があがる本当の働き方改革を広める
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。

 

少子高齢化によって生産年齢人口が減少し、事業の継続という面でも厳しさが増している現代です。

弊社も例にもれず、設計技術者の新卒採用では困難を極めています。

愛知県内の仕事がほぼ100%であること、その後のキャリアを考えると土木系学科の出身が望ましいこと、などから、地元大学の採用担当教授のところへ依頼をしたり、説明会をお願いしたり、チラシを掲示していただいたり といった活動をしています。

そもそも、現代の就活はリクナビ、マイナビといった媒体を活用することがあたり前になっているので、弊社の活動は旧式であることは自覚しています。

しかし、過去にそういうサービスを利用したことがありますが、結局、地元在住の学生でなければ退職してしまうなど地理的な理由でうまくいかず、投資対効果からここ数年は上述の旧式活動で臨んでいます。

 

とはいえ、旧式活動でも上手くいっていないわけです。

ワークライフバランスに取り組んでいるということは良いアピールになり、会社説明を聞きにいこう と思ってくれる学生は増えました。

しかし、最終的には公務員や大手同業者に負けてしまい、内定辞退ということの繰り返しです。

 

我が業界は、会社のサイズが仕事で携われる事業の規模と比例します。ということは、大きな橋や立派な道路の設計をしようと思ったら大手にいかなければならないのです。

大手に就職すると狭い専門性の中でしか仕事ができない、一方、中小では幅広い分野に携われるチャンスがある というようなことは、大きい仕事がしたい学生には届きません。

さらには、大手の方が経営が安定している という信仰があり、安定志向の学生も大手や、もしくは公務員を選択していきます。

 

社員とどうしたものか、当社の強みは何だろうね と話していて、出てきたフレーズが、一度社会に出たら良さがわかる会社(苦笑)です。

そんなこんなでしばらく経ち、社内結婚した社員に子供ができ、間もなく産休育休に入ることになりました。

奥さんの方は技術補助だったので、ひとまず派遣で対応しようか と話していたところ、社員の方から せっかくなら技術者を採用したいです という意見がありました。

先述の理由で、設計技術者は3年前に新卒で採用して以降、採用ができていません。

また、その彼と上との間も、年齢が開いてしまっています。

ということで、今回、中途採用に投資してみることにしました。

 

転職サービスを利用しての採用活動です。

現時点で、ヒアリングからのサイト掲載原稿ができ、撮影も終わって、今週中にサイトで掲載開始になる予定です。

2週間くらいで、あれよあれよと準備が進んでいきましたが、社員も巻き込んでの活動は職場の雰囲気の活性化には良い機会と感じました。

しかし、会社の雰囲気をきちんと伝えることが大事ということで、今どきの掲載には社員や元社員の口コミが必要なのだそう。

そこで、社員に口コミサイトへの投稿をしてもらいました。

 

自分は書かないので、また、特に言論統制していないので、何を書かれたのか不安もあります。自分の心理状態が落ち着いているときに見てみました。

おそらくサイト側からの指示で、良い点、気になる点の両面を書くようになっているのだと思うのですが、中には、こんなこと書いたら応募してくれないんじゃないの と思うようなこともあり、本当に採用したいと思ってるのだろうか と心配になりました。

というより、むしろ、社員の本音を見ているみたいで、なかなかに心がざわざわするものですね。

確かに、ありのままを見せるということが、転職希望者へのあるべき姿なのかもしれません。

それで採用できないということならば、早々に解決すべきことなのでしょう。

 

会社にとって、解決すべき問題点が明確になる機会と前向きにとらえながら、果たして採用はなるのかどうか、その報告はまた後日。

(しかしながら、投資してるのだから、もっと早く言ってよね と思っても、機会がなければ出てこないのでしょうね)

採用はいろいろな意味で、厳しい現実です。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。