組織変革の推進力は社長にしかできない(予告あり)

働き方改革×チームビルディング

働き方改革はチームビルディングで実現!

人が活きて業績があがる本当の働き方改革を広める
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。

 

今年度、関わらせていただくことになった三重県の2つの事業がスタートしました。
一つは保育園の働き方改革でホイクボス事業。
もう一つは、昨年から働き方改革の取組みを始められた会社の2年目ということで、働き方改革実践編事業。
2日続けて、それぞれの事業参加保育園/企業の責任者が集まってのオリエンテーションが実施されました。

 

オリエンテーションの中で、事業をスタートするにあたって、現時点で気になっている課題、問題を付箋を使ったワークで洗い出してもらい、その後メンバーで共有するという時間をとりました。

保育園の方は、それぞれ園長先生が参加してくださり、
・保育士さんの長時間労働
・採用難であること
・若い保育士が結婚、出産を機に辞めてしまい、戻ってくることがすくないこと
・ベテラン保育士と若い保育士との間の問題
・ICTの活用をしたいが、ベテラン保育士が苦手であること
・ICTの自治体による補助が自治体によって異なること
・自治体からのアンケート、自治体への提出資料などの対応が莫大であること
など、園全体の課題がたくさんでました。

が、そもそも事業の主旨等の理解が浅かったこともあり、働き方改革に対する抵抗感がありました。保育士さんたちだけで話し合いをしたら文句ばかりでるのではないかと。

そこで、園やそこではたらく保育士さんたちの目指す職場をつくるための、前向きな話し合いをすること や、大前提として園のためになることをする ということを丁寧に説明していったところ、最終的には前向きに取り組んでいただける雰囲気になりました。

 

企業の働き方改革実践編では、社長や専務、取組み責任者の方々がお集まりになり、同様のワークをやったところ、
・男女での仕事内容の差
・意見がなかなか出てこない
・でてきても不満ばかり
・言っても変わらないから言わなくなった
・仕事が早い、良くできる人ほど残業代が減り、収入が目減りしている
・人事評価制度を作ろうと思うが、取り組んでいない人からの文句がありそう
・採用難
・トイレを改修しようとずっと思っているが、毎年優先度の面からできていない
など、こちらもお互いに あるある というような課題がたくさんでました。

こちらの事業では2年目の取組みの企業ばかりなので、このワークをやったあとにチームビルディングの仮想体験ゲームをやっていただきました。

そして、その振り返りのあと、なぜ、先ほどでてきたような問題がでてしまうのか、どういう着眼点で物事をとらえたらよいのか、といったことをお伝えしました。

ゲームを通じて自分自身の働く姿を仮想体験しています。それはすなわち、普段、職場でおきていることを客観的にみる機会になるので、こちらからお伝えしたことが腑に落ちます。
みなさん、大きくうなづきながら、多くの気づきを得ていただいたようです。

 

今回のこの2つの事例から感じることは、組織が変わっていくことについての理解がないことで、それに振り回されているケースが多い とういことです。

・起きている問題に対症療法で当たっているケース。
・その結果、モグラたたきの様に次から次に問題が起きて、いつまでたっても良くならずに疲弊するケース。
・対症療法では上手くいかないことがわかっているが、どうしていいかわからないので触れないケース
などなど。

 

一方、自治体の事業などで、無料だからということでアドバイザーを派遣してもらったが、2年目からは自分たちではうまくいかずに辞めてしまうことが多々あります。

とても残念に思います。歯がゆく、どうやったら継続してもらえるのだろう とずっと考えていました。

自分たちではできないのなら、アドバイザーに継続的についてもらえばよいのですが、1年目の結果からでは懐疑的なのか、費用を払ってまでは というところでしょう。

しかし、継続しなければ組織は変わっていきません。
というか、組織は変わることが目的ではなく、ビジネスの変化に合わせて組織も変化させていかなければなりません。

そういう意味で、継続していくことが必要なのです。

つまり、組織を変化させつづけていく推進力は社長にしかできません。

 

その社長が、組織が変わっていくことについての理解がなければ、とても継続して取り組めません。

つまり、せっかく取り組んだのに継続しないことはもちろん、取り組まない原因は、社長が組織の変革についての理解がないことだと思いました。

 

そこで、この度、社長が組織の変革について学ぶ機会=社長勉強会 を開催することにいたしました。(やっと決心しました(笑))
そうすれば、社長がビジネスに合わせて組織を変革し、業績をあげつづけていくことができます。
そして、社員も幸福になります。
さらに、コンサルタントに委託する必要もない。一石二鳥?三鳥?です。

<予告です>準備が整いましたので、明後日8/1よりプレセミナーの募集を開始いたします。

ご興味のある方のご参加を、心よりお待ちしています。

 

余談ですが、やはり「働き方改革」に誤解がある というか、働き方改革という言葉がすでに、働き方改革関連法を順守することが目的になってしまっているような気がしています。
そろそろ違うワードを使わなければいけないかなぁ。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。