こんなときだから何を大事にしたいのか

働き方改革はチームビルディングで実現!

今いる社員がそれぞれの強みを発揮して
ビジョンを実現する強い組織づくりをすすめる
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。

 

実を言うと、先週1週間休暇を取っていました。

弊社には5日連続の休暇が取れるリフレッシュ休暇があって、社員全員が1年間の中で予定を決めて取ることができます。

もちろん私も取ることができます。

今回の休暇中は、私への連絡はほぼゼロでした。
社員のみんなに感謝です。

全くゼロでない というのは、先々週末に社員に体調不良の者が出て、いわゆるコロナの心配があり、それについてどう対応するのかについて少しやり取りがあったからです。

それについても1度指示を出しただけで、その後は自分たちで判断しながら工夫して連携をとってくれたようです。

おかげで、日常の情報から意図的に離れて(といっても皆無というわけにはいきませんが)考え事ができました。

 

コロナのことについても今現在起きていること、アフターコロナ(と言われているようで)のこと、それぞれ私自身や会社のことについて、考えてみました。

未曾有の、だれも未来のことは想像もつかないような状況ですから、放っておくとマイナスのニュースにおぼれて不安でいっぱいになりそうです。

かといって、ピンチはチャンスと言ってポジティブに考えることも素直な感じにはできません。

何に不安を感じているのか、怯えているのか、書き出してみるのがいい と言われても、なかなか落ち着いて取り組むこともできません。

誰かのために力を発揮してみよう と思っても、できることもあまりありません。

会社はどうなるんだろう。今後の市場はどうなるんだろう。組織を小さくすることを考えるべきなのか。新規事業のチャンスはあるのだろうか。

時間がとれたときこそ、社員研修のチャンスと言われるから自社もやるべきか。

などなど、考えてはまとまらず、時間を置いて考えてもまとまらず。。。

 

で、こんなときは原点に返る だな と思って、改めて考え直してみました。

なぜ、社長をやっているのか。

なぜ、この会社があるのか。

何を大事にしたいのか。

そしてふと思ったのです。

弊社がなくなっても世の中のお客様で困る人がいない。
そんな会社が存在しているその意味は、社員が自分の人生を生きられる、生き方を考えられる場所だからだ と。

そういう会社にしたいんだったと。

だとすれば、今いる社員、縁があってこれから入社する社員が、自分の人生を生きられるような選択ができる会社であること、人としてお互いが自分を大切にできる会社であること。

いろんな局面での判断基準はこれだけだな と。シンプルになりました。

といっても、家族的経営だとか、会社が社員を守る というような感じではありません。

それぞれがプロフェッショナルとして役割を全うしている集合体 というような、社員の人数分のランダムな曲線が過去から未来に伸びていて、たまたま現在は一つの輪を通っているという感じでしょうか。

文章ではわかりづらいですね(苦笑)

 

最悪、それを続けていたら倒産するようなことになるかもしれませんが、その時はその時ですね。

みんなが選んだ未来なら仕方がないということで。たぶん、そうならないと思っていますが。

ずいぶん悠長なことを言っているとお感じかもしれません。

まだ、休み中に書いていて、仕事が始まったら現実に巻き込まれてこんなことを言えなくなっているかもしれませんので、自分の備忘の意味で書いています。何卒ご容赦ください。

 

余談ですが、10年近く前、リーマンショックの余波で業界全体が不況になったとき、映画が観られなくなりました。

予定調和の映画を観ても何も面白くなく、現実に起きていることの方がよっぽどドキドキハラハラで不安でいっぱいだったからです。

あの頃は、失うことや変化することに恐れがありました。

そう思うと、少しは成長したのかな と思いたい今日この頃です。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。