今だからこそ働き方改革

働き方改革はチームビルディングで実現!

経営者自身のアライメントと組織のアライメントを整えることで
自然に業績があがる会社にする
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。

 

新型コロナウイルスの陽性者数が増加傾向にあって、GOTOキャンペーンの見直しがあるなど、世の中は混乱しているようにみえます。

その陰に隠れて(?)働き方改革の論点はどこかにいってしまったかのような気さえします。

実際に、ある製造業の会社さんでは、新型コロナウイルスの影響で仕事量が減り、働き方改革ができちゃっと という声も聞かれました。

確かに目先の受注の問題は大きいです。

しかし、それで働き方改革ができちゃった というのは正しくないですね。

 

たしかに、働き方改革 というと、長時間労働の削減 というイメージです。

働き方改革関連法により、残業時間の上限規制が設けられたことから、そういった印象になります。

それで、仕事量が減って労働時間が短くなったので、残業時間の規制を順守できた というのが、先の「働き方改革ができちゃった」ということになるのでしょう。

しかし、これでは仕事量が戻ったときには、また労働時間の超過という同じ状況になるだけです。

法の順守 を目的にするとこういった思考に陥ってしまいます。

 

では、なぜ法が施行されたのでしょうか。

ひとつは、長時間労働によりメンタル疾患になり、命を落とすという不幸なことを起こさない という人道的な観点から。

厚労省のホームページにも働き方改革の目指すもの として

「働き方改革」は、この課題の解決のため、働く方の置かれた個々の事情に応じ、多様な働き方を選択できる社会を実現し、働く方一人ひとりがより良い将来の展望を持てるようにすることを目指しています。

と、書かれています。

社員は人であって機械ではありません。人として尊重すべきですし、道具のように扱うのは言語道断です。

一方、

働き方改革こそが労働生産性を改善するための最良の手段

と、その意義を明記しています。

働き方改革は手段 なんですね。

目的は、労働生産性の改善。生産性の向上 です。

 

なぜ、働き方改革が手段になりうるのか。

以前にも書いていますが、戦略を実行して初めて業績があがります。

実行するのは社員=人です。

そして、人の生産能力は可変です。

体調のいい時は、仕事がはかどります。

悩み事があれば、仕事が手に着かないかもしれません。

睡眠不足ではボーっとして体が動かず、また、頭も働きません。

いつも怒られていてはやる気もでません。

ちょっとした失敗も責められるようでは挑戦する気もおきません。

散乱した職場や机では探し物に追われて仕事がすすみません。

上司も忙しくてピリピリしていて質問できないので、仕事がストップしています。

報告だけの資料なのに細かい修正が何度も入り、何を直していいのか作成している本人もわかりません。

このようなことを見直していくので、働きやすくなり、生産性が向上していきます。

つまり、働き方改革とは「実行力をあげること」 と言えます。

実際に働き方改革を進めていくと、
「いつも不便に思っていたけど言いだせなかった。みんなが同じことを思っていたのがわかってよかった」

といったようなことがあります。

そんなことを共有するだけでも、すぐに良くなることはあります。

 

製造業だと、仕事が少なくなった時に工場の5Sを徹底することも多いでしょう。

間接部門やオフィスワーカーの仕事も5Sする必要があるのではないでしょうか。

こんな時期だからこそ、できることがあるのではないか と思います。

 

働き方改革をチームビルディングで実現するセミナーを7月、8月にやります。
私だけでなく、チームビルディングの仲間たちも開催します。
リアル会場、オンライン開催もありますので、是非、ご参加ください。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。