これを見落とすから働き方改革がうまくいかない

働き方改革はチームビルディングで実現!

経営者自身のアライメントと組織のアライメントを整えることで
自然に業績があがる会社にする
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。

 

働き方改革 といいますが、そもそも改革とはどういう意味があるのか。改善とはどうちがうのか とググってみると、

「改善」は「現状肯定の観点から改良する」、「改革」は「現状否定の観点から新しい姿にする」と定義づけられます

株式会社日本能率協会コンサルティング のコラムより

とありました。

そういう意味では、残業削減のために無駄な仕事を明らかにする とか、ノー残業デーを設ける といったようなことは改善のような感じです。

一方、テレワークを全社的に導入するとか、人事制度を変える といったようなことは改革のような感じです。

働き方改革とは、改善もあるし、改革もある というところです。

当たり前といえば当たり前ですが(汗)

 

文字通りの働き方改革に取り組もうとすると、現状否定の観点から新しい姿にする という言葉のイメージからも、ガラガラポンとやる感じになりそうですが、それではうまくいきません。

改革とは破壊ではありません。

それをやってしまっては、社員の反発や抵抗、混乱が起きます。

もちろん、改革には痛みが伴う場合もあります。

が、やみくもにやってしまうと、それらの火消しに追われてしまいそちらにエネルギーを割かれてしまうことになったり、従前のパフォーマンスよりも低下してしまうことになりかねません。

なので、留意すべきポイントは、うまくいっている理由はなにか を探すことです。

 

改革が必要だと感じている ということは、現状不備があり、それを変える必要がある ということだと思います。

しかし一方で、何かが機能しているから今がある という側面があります。

売り上げをあげている何か。

受注できている理由。

品質を保てている何か。

など。

だれかのおかげで何とか保てているのかもしれません。

だれかとだれかが人知れず連携していることでうまくいっているのかもしれません。

あるマネージャーの気配りで回っているのかもしれません。

そういったことをよーく観察してみてください。

 

制度やルールを変えれば、みんなそれに従っていきなり機能するわけではありません。

機械ではなく人ですから、それが当たり前です。

それを忘れて、組織や制度をガラガラポンしてしまうと、これまでなんとか機能していたことも全部なくなってしまいます。

それは避けたいところです。

 

とはいえ、観察と言ってもなかなかわかりにくいのも事実。

で、どうするか といえば、現場に聞く が一番早いと思います。

どんなことがうまくいっていて、何がうまういっていないのか。

何を変えたらよくなりそうか。

そうやって、現場から組織を変えていく。

これが私が考える 働き方 の 改革 です。

これまでトップダウンで言われることだけをやってきた 働き方 の現状を否定して、現場主導=自律的な働き方にする という意味で 改革 です。

働き方は自分で決める というのが本当の働き方改革だと ずっと思ってます。

なので、制度改革は 後 であって、先 ではありません。

 

もし、うまくいっている理由が社長のトップダウンにあるのだとしたら、それを維持することは経営的には大切です。

それは認めつつ、そのままでいくのか、変えていく必要があるのか。

最終的にはトップのビジョンと一貫性です。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。