ゴルフレッスンは進化してない?

社員が自立的にやりがいをもって働いて、社長が本来の仕事をすることで可能になる、
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自働経営®ナビゲーターの梶川です。
先々回の記事に紹介しましたが、チームビルディングをゴルフを通じて行う研修に参加したのを機にゴルフを再開しました。
まだ、練習場に3回行っただけですが、運動するのは気持ちいいですね。
とは言うものの、当たりません(汗)
さすがに空振りはしませんが、芯にあたりませんね。
そのうえ、首が痛い、足が痛い、左手の親指が痛い、腰が痛い(腰痛の範囲)ということで、技術よりもそちらが先かも知れません(笑)
とは言え、やはり上達したいという思いもありますので、最近ではyou tubeでゴルフのレッスン動画をよく観ています。
動画や解説をみながら、あーかなぁ、こーかなぁ、と考えたり、シャドースイングしてみたりしています。
ちょっとでも「これかな?!」という感覚があると練習場で試したくなります。
が、大抵うまくいきませんね。まぁ、観てもすぐにうまくなるというわけではないことは知っています。
5年ぶりくらいにゴルフのレッスン動画をみたり、雑誌で技術論を読んだりしましたが、相変わらずだと感じるのは、「やり方を教えていることがほとんど」ということです。
腰はこちらの方向に回すんです
右腕の使い方はこんな風に
インパクトはこの辺で押すように
テイクバックはここでこちらの方向にあげて
右足でしっかり踏ん張って、左足に乗るように
などなど。
自分は、自分の効き脳(思考特性)からなのか、やり方を教わってもピンと来ないんですよね。
ゴルフはボールが正確に飛んでいけばいい と考えているので、そうすると、クラブヘッドがボールにどのようにコンタクトすればいいか を知りたいのです。
そして、そのためにはどのような体の動きになっていればいいのか を知りたいのです。
なぜ、腰はそちらに回すのか・・クラブがこのように動くため
とか、
なぜ、テイクバックはこちらに動かすのか・・クラブがこのように動くため
のように知りたいのです。
自分が大学時代にスキー部でしたが、スキーに荷重する という行為を考えたとき、結果的にはスキーに荷重されていることが達成したいことです。
その時に、
荷重したい脚の方に乗っていくことがピンとくる人、
荷重したい脚の方を蹴っていくことがピンとくる人、
反対側の脚の荷重を減らすこと(=結果的に荷重したい脚の方に荷重できる)がピンとくる人、
のように様々いて、教えられる人にはどんな表現がピンとくるのかを考えた経験があります。
だから、ゴルフでも左足にのる よりも、蹴る の方がいいかもしれないし、
腰は回すよりもきるほうがいいかもしれないし、
やり方は人それぞれだと思うのです。
実際、ゴルフのレッスンなんかは教える人の自分の感覚を表現しているのだと思います。
だから、人によっては合うけど、人によっては合わない。
それを避けるためには、やり方ではなく、どうなっていたらいいのか ということを知っていることが大事だと思います。
それを知っていれば、その状態を実現するために自分であれこれ考えて動くことができます。
ゴルフだったらスマホでスイング動画を撮ってじぶんでトライアンドエラーすることもできます。
やり方だけしか知らなかったら、そのやり方でうまくいかなかったら次にどうしていいかわかりません。
結局、次のやり方を教えてもらうことになります。
ゴルフのレッスンだったら、やり方を教えることが増えればレッスンが継続するので、営業的にはOKかもしれませんが、これが仕事だったらやり方を何度も教えなければいけない上司は忙しくかないません。
上司も「自分で考えて動けよ」と愚痴りたくなります。
でも、こうやって考えてみると、自分で考えて動いていない部下は、どう動いていいかわかっていないのかもしれません。
どうやったらいいか しか教えてもらっていない部下は動けません。
もし、やり方しか教えていなかったとしたら、上司自らが、自分で考えて動けない部下を生み出していることになります。
だから、部下に自分で考えて動いてもらうためには、「やり方」ではなく「どうなっていたらいいか」=その仕事の目的や、実現した状態(ビジョン)を伝えることが必要ということですね。
それでは、今日はこの辺で。
最後までお読みくださりありがとうございます。