ルールが分断をうまないために

社員が自立的にやりがいをもって働いて、社長が本来の仕事をすることで可能になる、
持続的経営=自働経営® の実現をサポートする
自働経営®ナビゲーターの梶川です。
4週間ぶりのブログとなってしまいました(^^;
先日、弊社(梶川土木コンサルタント)でハラスメント研修を行いました。
パワハラ防止法は中小企業も来年4月から適用になります。
そんなこともあって開催を決めました。
イーリスハラスメントコンサルティング合同会社にお願いして、全員オンラインでしたが、2時間の講習を実施していただきました。
パワハラ、セクハラ、マタハラ等、ハラスメント全体についての事例や対処、考え方などを学びました。
弊社の理念には、社員が幸せになれる会社になる、自分の人生に責任をもつ ということを含んでいます。
そのために、お互いを尊重する というのは当たり前のこととしてずっと言ってきています。
また、チームで仕事をするのでチームビルディングにも取り組み、その大事な要素の一つが「人材力」であり、人と人は違うということも大前提として伝えてきています。
それがあるから、相互に信頼関係が構築され、いわゆる心理的安全性の高いチームになれると考えています。
これが実践できていれば、ハラスメントなど起きるはずがない と思っていましたし、会社の雰囲気も良くなっていると思っていたので、特にハラスメントの研修は必要ない と高をくくっていたところ、いやいや、知らずにやっているかも ということが結構あってびっくりしました。
アンコンシャス バイアス(無意識の偏見)なんですね。
研修後の社員の感想、気づきのコメントでは、私と同じように、知らずにハラスメントしているかも と感じたものは多かったです。
一方で、だから怖くてあまり話ができなくなる と感じている者も、特に年齢が上のものに相当数いました。
研修直後だから ということもあるかもしれませんが、疑わしきには近づかない が行き過ぎるとギスギスします。
なんとなく、ルールを前面に押し出しすぎると分断を生むような気がしました。
腫れ物に触るかのようなつきあいとなり、疑心暗鬼になり、結局必要最低限のコミュニケーションになってしまう。
そんな会社に心理的安全があるようには思えません。
もちろん、被害者を出さない、社員一人ひとりの安全を守る ということが一番大切です。
そのうえで、一人ひとりが気持ちよく働ける場を創っていきたいと思います。
そのためには、一人ひとりの気持ちよく働けることが何か をお互いに分かり合う ということだと思います。
お互いを尊重し、対話を続けていくことを継続していきたいと思います。
無意識の偏見を乗り越えるにはフィードバックしてもらうしかありません。
自分がしているかもしれない と謙虚になり、喜んでフィードバックをもらう。
嫌なことはNOと伝えられる、OKとNGの境界を伝えられる そんな会社にしていきたいと思います。
一般論としてのハラスメントを入り口としながら、目の前の人をみてハラスメントを考えることができるように、社員全員でなっていければと思います。
結局、目の前の人、一人ひとりを尊重するということなんですけどね。
シンパシーとエンパシーみたいなこともありますが、それはまたの機会に。
それでは、今日はこの辺で。
最後までお読みくださりありがとうございます。