パーパス

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自働経営®ナビゲーターの梶川です。

 

最近、パーパスという言葉がちょっとした流行になっています。

新聞などでも各社のパーパス特集があったり、SGDsの文脈で述べられていることもあるので、目や耳にされた方もいらっしゃると思います。

今回はそのパーパスについて、厳密な定義は別にして、私の考えを書いてみようと思います。

ちょっとマニアックであったり、人によっては怪しげに感じるかもしれませんが、ご容赦ください。

 

会社のパーパスというと会社の目的、つまり会社が存在している目的や経営している意義などを現すものです。

以前であれば、経営理念だとか、ミッション/ビジョン などと表現されているものと同義であるように思います。

 

なぜパーパスという言葉が流行したのかはよくわからないのですが、ティール組織の中核をなすものにパーパスというものがあります。

エボリューショナリーパーパス(進化する目的、存在目的)とあります。

日本でのティール組織の第一人者 嘉村賢州さんによれば、「パーパス」とは「そこにあるもの」だそうです。

会社にすでに存在しているもの であって、だれかが造るものではなく、聴こえてくるもの なんだそうです。

一昔前なら なんだそれ となりそうなんですが、最近の私はなんとなくわかる気がします。

 

知人にLPC(ライフパーパスコーチング;ホロスコープをベースに人生の目的を読み解く)の専門家がおり、私個人と会社(会社のLPも読めるのが特徴)の目的を読んでいただきました。

すると、私が会社でやってきたこと、やろうとしていることは、会社自身の目的とイコールだったのです。

私は私のやりたい、やろう、と思ってきたことをやってきた つもりだったのですが、会社がなりたいようにやってきた にすぎない ということだったのです。

会社が私を使って進むべき方向に進ませていた という感じでしょうか。

衝撃というか、納得というか、不思議な感覚になりました。

で、私自身の目的は、会社の目的と全くかけ離れているわけではないですが、また違うものがあるようで、自身の体験を通じて得たことをベースに人を癒す のだそうです。

これはこれで、今やっていこうとしているものとかけ離れてはいない感じです。

 

会社が成果を上げるのにパーパスが重要です。

なぜなら、成果を上げるプロセスはタックマンモデルに従い、その途中、「嵐」の状態を抜けなければ成果は得られません。

そのために、ミッション/ビジョン、目的が必要だからです。

人と人は違う という前提では、共通の目的がないと上手くいかないからなんですが、上述の通り、本来それは「そこにあるもの」なんだろうなと思います。

では、どうやって「そこにあるもの」を見つけるか ですが、手段としては、2通りだそうです。

だれか一人、それが聴こえる人がいて、それをみんなに提案してみる形
もしくは、
みんなで話し合ってみる その中で見えてくる
だそうです。
※厳密にはソースプリンシプルという考え方が関係してくるのですが、私もまだまだ勉強中なのでここでは割愛します。

私の理解では、自分だけのため というエゴを離れているときに聴こえてくるときがあるのかな と思っています。

エゴが出てくると、人をまとめる目的で借りてきたようなパーパスを据えるようなことになり、つまり、目的の手段化ですが、結果的にうまくいかない気がします。

 

もう一つ、「そこにある パーパス」が聴こえてきた方がいいと思う理由があるのですが、長くなりましたので次回にお伝えしたいと思います。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。

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