ティール組織化宣言
最速で成果があがり、持続可能な経営=自働経営® の実現をサポートする
自働経営®ナビゲーターの梶川です。
先週はGWだったのでブログもお休みをいただき、2週間ぶりとなりました。
今日は、先日書いたティール組織化宣言を行ったので、そのことについて書きたいと思います。
GWに入る直前に全社会を行い、昨年度の活動の振り返りののち、ティール組織への移行の発表しました。
まぁ、社員にはティール組織という名前はどうでもよいのですが、これまでとは変わるよ ということが伝わればいいな という思いです。
昨年度の活動の振り返りが充実していたので、予定していたよりティール組織の話の時間が少なくなり、伝えたいことが伝えられたか という不安が残りました。
オンラインで行ったということも不安を増している要因と思います。
全社会後に、全社会の感想、ティール組織についての理解等のコメントをもらうことにしていますが、GWを挟んでいるので一部の社員からのみのコメントという現状になっています。
直接話した社員もいますが、不安を感じている、不安はあるけど何とかなると思っている、これまで以上に責任が大きくなると感じている、といったような概ね不安の反応がありました。
中にはかなり大きな不安を感じている社員もいて、私自身ちょっと動揺しているのが正直なところです。
今思うと、もっとビジョンを語る時間をしっかりとればよかったと反省しています。
何か新しいことをやると、人や組織はタックマンモデルをたどります。
「成果」を達成するまえに「嵐」として不安や絶望を感じるステージがやってきます。
そこで試行錯誤してもがいていると新しいやり方としての「秩序」が生まれて、「成果」にたどり着くという、シンプルなプロセスです。
まさに今、弊社の社員たちは絶望の谷に突き落とされて「嵐」を迎えた状況です。
そして、その「嵐」を乗り越えるには、乗り越えた後の「ビジョン」が大切です。
その「ビジョン」に共感できるから、もがいて乗り越えることができるのです。
そういう意味で、私のビジョンの伝え方が足りなかったのではないか と反省しています。
キックオフしたからには運用が始まります。
なので、あらたな仕組みやルールについての説明も必要であり、それを伝えるための時間をとった結果、ビジョンの共有時間が不足してしまいました。
弊社でティール組織化することでのビジョンは、
「長所を生かし、やりたいことに集中して働く」組織になることによって、
会社で働く全員が、楽しく仕事に取り組んでいる、
会社で働く全員が、最大限に能力を発揮できている、
会社で働く全員が、豊かで充実した人生を送っている、
です。
もちろんこれは伝えたのですが、そのあとに伝えたことの情報量が多すぎて、やることにフォーカスが行ってしまった結果、どうなるんだろう という不安が先立ってしまったような気がします。
セルフマネジメント ということで、これまで社長が守ってくれていたのに、急に野に放たれたような不安 を感じているようにも、私には感じました。
自分自身で自分を評価する ということに関して、周りから理解をえられるか不安を感じている者もいます。
思ったよりも、メンバーを信頼しきれていない部分もあるのか と感じました。
こういう不安に対しては、これからの取り組みの中で、意図してビジョンを共有するワークをするなどして不安を少なくするようにしていこうと思います。
何と言っても、社員が幸せになること が大前提の決断なので、しっかり対話していきたいと思っています。
全社会中のオンラインでの反応と、テキストでのコメントにより、今回のティール組織化に良い感情をもっていないのではないかと思われることもありました。
冒頭に書いた通り私自身も動揺がありましたので、これに反応し、「せっかく社員のためだと思っているのになんでわかってくれないのか」と残念に感じ、「まぁ、わからないならしょうがないか」とわかったようなふりであきらめる方向に行きかけました。
しかし、ちょっと間をおいて、「いやいや、どうせわかってもらえない は ない んだった。みんなちゃんとわかってくれる」と思い直したところ、私が何もしていないのに当該の社員から前向きなコメントがもらえてうれしくなりました。
本当に、自分の内側が外側を創っていて、自分がそれを言わせている、全部つながっているなぁ と感じた出来事でした。
逆に、社長自身がティールの場をホールドできないと流されてしまうこともあるんだろうなぁとも思いました。
現在は社員も私もいろいろな不安がありますが、すべてに意味があって、それは何を恐れているのか=自分の枠組みを知る機会でもあり、結果、起きるカオスをハンドリングしながら統合の道を進んでいきたいと思います。
今週に、存在目的について話し合うワークをする予定です。
それでは、今日はこの辺で。
最後までお読みくださりありがとうございます。