答えはそこにある
最速で成果があがり、持続可能な経営=自働経営® の実現をサポートする
自働経営®ナビゲーターの梶川です。
先日、知り合いの方から相談がありました。
近いうちにM&Aで一緒になった企業の社長に就任するにあたり、どんな風に進めていったらいいか ということでした。
きちんとした相談ではなく、あいさつ&雑談の延長でのお話だったので、正式なヒアリングをするということではなかったのですが、いくつか質問させていただいて意見を述べた程度です。
その方のもともとの会社(買った側)はとても優秀で、規模もそこそこ大きい会社だったので、経営的な意味合いではきちんとされています。
それに対し、これから社長に就任する会社(買われた側)は、中小企業であり明確なトップダウンで経営されていました。
黒字経営ではあったものの、トップの力量で回っているという印象のようでした。
ご相談に来られた方のお話によれば、元の会社とのギャップが大きくて、よくこれで会社が回ってますね という感じのようです。
私が聞いていた感想では、中小企業はそんなもんですよ と思いました。
弊社も似たようなものです。
確かに大手と比べると、いろいろな仕組みがなかったり、ルールがなかったりして脆弱な感じがします。
私が前職から転職してきたときもそう感じました。
ですが、経営が持続できている ということからすると、何か強みがあるはずです。
それを見つけることがまず最初かなと思います。
元の会社が素晴らしいので、ともすればそのしくみを移植することを考えてしまいがちですが、その結果、強みを壊してしまったり阻害してしまうようなことがあると、それが致命傷になりかねません。
ですから、残すこと、変えることを見極めることが大事だと思います。
会社は人が集まって動いています。
人には人の思いや背景があるように、会社には会社の思いや背景があります。
ここでいう会社 とは、今ここにいる社員たちが集まっている生命体 のようなイメージです。
ですから、その会社=社員たちを尊重することで力が発揮されると思っています。
もちろん、社長も含まれます。
だから、社長、社員でできている、生きている会社において、そこにあるものを大事にするということです。
コーチングでは答えはその人の中にある といいますが、会社の力を発揮するにはその会社の中に答えがある ということだと思います。
SSR理論的に言えば、3つの要素、人、しくみ、関係性 のどこに強みがあるのか、また、それは相互の関係のなかにあるのか、チーム(部署)にあるのか、会社としてなのか、そんなことを見極めることが次の打ち手を決めるポイントです。
SSR理論とは
ついつい、自分の「正しい」を押し付けてしまいがちですが、基本的には強みを活かしていくことを前提に考えていくことが組織を良くしていくうえで一番大事なことだと思っています。
そのうえで、問題を解決する構造的な改善、改革をすすめていければ、効果的な組織変革ができていきます。
もちろん、経営していて、自分の経験からも これが正解 というのは無いと思っています。
ただ、やはり成果をあげたい、ここを良くしたい、この問題を解決したい という思いはでてきます。
経営者の友人、知人からも、ある時は不満や愚痴という形でそういう思いを聞くことが多いです。
しかし、経営者になるにあたって、経営 特に、人や組織のことについて学ぶことはほとんどありません。
結果、自分の経験にもとづいた経営スタイルになっていくのだろうと思います。
ただ私が学んできて言えるのは、やはりセオリーはあります。
それを知って進めていたら、もっと早く結果がでたのは間違いないと思います。
なので、もし、会社を良くしたいと思うなら、できるなら学んでいただくのがいいと思います。
少なくとも、専門家には相談してみるといいと思います。何かヒントは得られると思います。
とはいえ、なかなかハードルが高いかもしれません。
そんな場合、ひとまず組織診断をしてみることをおススメします。
会社がどんな状況か、健康診断の要領で確認すれば、何が問題か、どこが改善ポイントか を知ることができます。
そのうえでどうするか を決めればよいと思います。
診断をするならソコアゲをおすすめします。
打ち手がわかりやすいからです。
私でもできます
が、仲間がソコアゲの説明会を開催しますので、こちらで詳細を聞かれるのがおススメです。
自身の健康診断でも結果が怖くて受診しない場合もあるようですが、組織の診断結果を見るのも経営者としてはある意味怖いです。
経験談です(苦笑)
ただ、診断してみて思うのは、直すにしろ直さないにしろ、現状を知っておくのは大切だな ということです。
そして、直すとなったら、よほどの外科手術を行わない限り即効薬はありません。
予後のことを考えれば、内科的、漢方的に治すことがいいと思います。
という点からは、早期発見が望ましいということですね。
まあ、いずれにしても経営者の決断ですが、何か変えたいと思ったら、まずは現状把握からです。
それでは、今日はこの辺で。
最後までお読みくださりありがとうございます。