問題解決に集中すると周りがみえない

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自働経営®ナビゲーターの梶川です。

 

次女が今年就職して、現在、絶賛オンライン研修中です。

先週、初めて本社に1日だけ出勤しましたが、それまで一度も出社していません。

そういう世の中になったんだなぁ と思います。

そんなオンライン研修で次女が悪戦苦闘しているようです。

4人のチームに分かれて課題を達成するそうですが、全部で8チームほどある中で、一番できが悪い(次女調べ(笑))とのことです。

状況を聞いてみると、それぞれが各自で課題を解決にいっていて、お互いのやり方を聞かない。

こうしたほうがいいんじゃないか と言ってみても、いや、こっちの方がいいから というやりとりの応酬だそうです。

あるある といいますか、以前の自分ならそうやってたよなぁ(苦笑)という感じです。

こうなる原因の一つは、自分には解決策が見えていて、その通りにすすめたい という思いが強い場合です。

さらに、自分の解決策が一番いい と思っている場合は、なおさらです。

なので、自分の思う通りに他のメンバーに動いてほしいので指示をだす か、そのほかのことをやられたら怒り出す とか、そして険悪なムードになる。。。

特に効き脳Aが優勢の人はそうなりがちだと思います。自分の経験からですが(笑)

次女の職種はシステム系なので、Aが多そうです。そういうメンバーゆえに起こっているかもしれません。

自然と問題解決に意識が向くタイプなので、それさえできれば人の気持ちなどあまり関係ありません(というのは言い過ぎかもしれませんが)。

しかし、仕事というのは問題解決の連続です。

ということは、日常的にそういうことが起こる可能性があります。

 

今ならその解決策はわかります。

SSR理論で考えればよいのですが、
・そもそもそれぞれの得意を相互理解する(人材力)
・得意や強みに基づいた役割分担を決める(組織力)
・どのように進めるか、課題達成の道筋(ビジョン)を共有する(組織力)
・各自の成果を共有する方法を決める(組織力、関係力)
・相互に聞きあうコミュニケーションを中心とする(関係力)
をまず、話し合って決めるところからです。

そして、タックマンモデルにしたがって、最初からうまくいかないので、適宜振り返り、フィードバックするとよいでしょう。
・私たちのチームはゴールに向かってますか?
のような感じです。

これがやりながら学ぶ ということです。

世の中では課題を達成するためのテクニカルなスキルは重視されていますが、チームで成果を上げる ということは学んできていないので、チームとして振り返ることに慣れていません。

お互いの考えていることを聞いてはいけない、もしくは、察してすすめなければいけない と考えているように思います。

しかし、相手が何を考えているか、どう感じているか は聞かないとわからないし、勝手にすすめるよりもお互いに合意をとりながらすすめていくことが良いと思います。

自分と違う人が集まって仕事をする ということは、自分と違う視点やスキルがあって、その結果良いものが出来上がる。

その一方で、自分と違う人たちだから思うようにはいかない。

その辺がチームで仕事をするというダイナミックなところかなぁ と思いますし、そういうことをちゃんと学ぶということは凄く意味あることだと感じています。

 

それで次女はというと、彼女はその職種では一番経験が少ないので、あまり意見を聞いてもらえず、自分がこうしたほうがいいと思うことをこそっとまとめたり、資料作成したりして、結果それが後で功を奏しているということです(次女調べ(笑))。

それが、彼女の強みだと思うので、それをお互いに共有できればいいよね、みんなの強みを活かして成果をあげるとしたらどうやったらいいと思う?

ということを伝えました。

研修の残り日数もあまりない ということなので、うまくいかないことの方が多いと思いますが、人の違いを活かして成果をあげる という視点のヒントでも得られたらいいなと思います。

これもやりながらですから。

 

実はこの話もオチがありまして、、、直接次女と話をする前に、次女の愚痴を聞いていた妻から相談のような雑談のような話がありまして、上述したようなことを伝えていったのですが、だんだん不機嫌になっていきました。

聞いてみると、正しいことを言っているのかもしれないけど、それを強要されているような、圧があるような感じがして不機嫌になったそうです(汗)

夫婦あるある といいますか、問題を解決してほしいんじゃないの、聞いてほしかっただけなの パターンのような感じですか(苦笑)

次女の悩みを解決してあげたい親心からいろいろ提案してしまったのですが、それが提案に聞こえなかったのでしょう。

問題解決に集中すると人のことがどこかにいってしまう効き脳が出てしまいました(汗)

ついつい強みでやらかす と言いますか、弊社のメンバーやクライアント様やこの読者のみなさまにも圧が強くなっているのかも と自省している次第です。

やりながら学んでいきますので、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。