大事なものはすでにそこにある
最速で成果があがり、持続可能な経営=自働経営® の実現をサポートする
自働経営®ナビゲーターの梶川です。
OKRの支援をしている企業様でのことです。
今回から、いつもの部署に加えて二つの部署がミーティングに参加することになりました。
新たに参加した部署はもともと参加している部署の指揮下にあるような形態でしたが、これまでのミーティングにて、やはりそれぞれの部署から代表のメンバーが参加したほうがよい ということになり参加してもらうことになりました。
実際に、新たな部署もOKRを策定していますが、自身で決定するに十分な情報がなく、また指示を仰がなければいけない状況だったので、うまく進められずにいました。
今回ミーティングに参加してもらい、部署間の必要な情報のやりとりや、OKRが達成した姿のイメージの共有、進めていくうえでの問題点などを私が質問しながら明確にしていくことで、やるべきことが明確になりました。
いくつかの問題は、そこにメンバーが集って、話し合いをすることで早速解決していきました。
参加したメンバーからも、こうやって部署を超えて集まって話すことがほとんどなかった。
集まって話してみたら、どんどん進んで解決したものもある。
どうして集まって話してこなかったんだろう。
というような意見や感想がありました。
なんとなく感じたことは、自分の立場や役割が、明確/暗黙に関わらずあって、立場が下の人は言いたいことを遠慮している ということです。
上の人は、遠慮なく言っていいよ と言っていますが、言えていない感じです。
もちろんこれは上の人だけの問題ではなく、下の人も、責任の範疇でしか言わない、言ってはいけない と思っていることも多く、言うことを躊躇しているふしもあります。
なので、私からの問いかけは、成果を達成するためには、みなさん対等ですから。
だとしたら、何を伝えたいですか?何をリクエストしたいですか?
ということだけでした。
そのうえで、上の人には聞いてもらい、下の人には言いたいことが言えているかどうかをフォローしました。
そうすると、問題解決に向けてどんどん意見がでて、必要なリクエストを共有し、ならこうしたほうがいいよね ということが決まっていきました。
やはり答えはそこにあるし、みんなの力もそこにあるし、私たちがすべきはそれを信じて、その力の発揮を邪魔しているものを取り除くだけだなぁ と改めて思いました。
もちろん、その邪魔を取り除くのに時間がかかることもあるし、容易に取り除けないこともあります。
大事なのは、自分を知り、相手を知り、お互いを尊重するというベースができるかどうか。
人と人は違う ということはこの時代当たり前のように言われていますが、実際には一番理解されにくいことだと感じています。
頭でわかっても腑に落ちない というか、なかなか染みついたものから抜け出せない という感じでしょうか。
当たり前だと思っているから気づけないことも多いように思います。
そのために、こちらの企業様では効き脳診断を実施し、効き脳研修を行ってもらい、また、管理職にはコーチングを学んでいただいています。
スキルだけではだめですが、本質を身に着けるのにスキルを身に着けておくことは助けになります。
そのプロセスで、自分がこれまでに身に着けてきてすでに不要になったものに気づき、その枠を外していくことで大事なものはすでにそこにある ということになっていけば、見えている世界が変わってくると思います。
そうして、関わる全ての人がよりよい人生を生きられるといいなと思っています。
それでは、今日はこの辺で。
最後までお読みくださりありがとうございます。