前提を決めるということ

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自働経営®ナビゲーターの梶川です。

 

先週、私の興味関心事について少し触れましたが、書き忘れていたことがありまして、今もっぱら考えているのは 意識 のことですね。

顕在意識とか、潜在意識とか、私も普通に使っていますが、意識とはどこにあるのか ということです。

なんとなく 脳 にありそうですが、意識を介さずにしていることと、意識を介してしていることがあったり、無意識は人同士でつながっているという感覚もあり、とすれば意識は脳の外にあるのかな と思ったりしています。

そういった本を読んでいます。

 

さて、

先回の投稿で弊社のティール組織のことを書きました。

ティール組織にする と会社で宣言したときに、ティール組織ってどんな組織 ということを説明しました。

そして、大前提として、当社の社員は、
・創造的で、思慮深く、信頼に足る大人で、重要な意思決定を下す能力を持っています。
・自分の判断と行動に対する説明義務を果たし、責任を取れます。
・自分たちの才能とスキルを使って会社と世界に貢献します。
・幸せになるために責任感を持っています。責任感を持つには、なぜ働くのか、だれのために働くのか、を理解し、どのように働くのかを自由意思で決めています。

と話しました。

ティール組織は自律的な組織であり、セルフマネジメントします。

それができるのは、この前提があるからだと私は思います。

そして、この前提がとても大事です。

 

私のこの2年で大きく変わったことのひとつが、前提を決める ということです。

これは、単に、決める ということではなくて、

そういうものである、そういうものがある、と信じ切る という感じです。

腑に落ちているかどうか というよりも、そういうものがすでにある という感じです。

 

もう少し説明すると、

先述のティール組織の大前提の中には、そうはいっても難しいよね とか、そうできていない社員もいるよね とか、人間は必ずしも性善説でないよね とか、思うことがあると思います。

頭で冷静に分析すればするほと、できていないイメージが明確になって、やがてやっぱりできそうにないな と思うようになってしまったり。

 

だから、そういうものである と決める ということです。

これは、やっぱり無理だよね という思いに蓋をして、無理だよねと心では思いながら頭で理解する ということとも違います。

心で決めている という感じです。

以前の私は、頭で理解して、心で無理だよね と思ってる方でした。

その理由は、自分以外の人のことだから、自分がそう思っていても、能力がない とか、責任をとらない とか、他の人のことはわからないよね と思っていたからです。

自分がそう信じていても、そうできない社員がいたら裏切られる という感じです。

ですが、よくよく考えてみると、これはそうならなかったのを他の人のせいにしてるだけなんだと気づきました。

そうなるかならないか、自分の外に依存してしまっているんだな と。

それに振り回されている人生は面白くないな と。

それならば、自分で決めてしまえばいいんだ と思うようになりました。

ある と決めれば(心で思えば)あるし、ない と思えば ない し。

それから、決める ということがストンと落ちた感じです。

 

思考でいっても、外側は自分の内側の投影 であるから、

ある と思っていれば ある世界 が外側に広がります。

ない と思っているから ない世界、つまり、社員が責任をとらなかったり、能力が足りなかったりする世界が広がってしまうんですね。

そういうことなんだ ということも相まって、決めることができるようになりました。

 

少し前に観た量子力学関連のYouTubeで物理学者が言っていた言葉で、

自然科学では、例えば、引力がある のは前提で、そこからいろんなことを導き出している。

なぜ引力があるか は考えない。

と話していたのが印象的で、決める というのはこのことに似ているな と思いました。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。