ちゃんとしてますか?

最速で成果があがり、持続可能な経営=自働経営® の実現をサポートする
自働経営®ナビゲーターの梶川です。
経営者でもちゃんとしていなくていい と先週、書きました。
ちゃんとしなくては と考える理由は人それぞれでいろいろありますが、まず、そこを手放すところが難しいですよね。
そもそもそこに疑問がない人、ちゃんとできている人はそのままでいいと思います。
もし、ちゃんとすることがしんどい人、ちゃんとしているはずなのに社員や周囲と問題がおきている と思っているとしたら、ちゃんとする鎧を脱ぐタイミングかもしれません。
そもそも ちゃんと ってどういうことか。。。というところが大事ですが、上に立つ者が何でもできなければいけない と思っている人も多いのではないでしょうか。
すべて自分でできて、すべての問題を解決して、自分が一番優秀でなくてはならない と自分も思っていました。
そこから抜け出したきっかけの一つは、組織で成果をあげること と考えるようになったこと。
二つ目は、一つ目を達成しようとすると、人はそれぞれだ ということを理解しないとできない ということ。
一つ目の 組織で成果をあげること と、自分で成果を上げること は違います。
自分一人ではやれることに限りがあります。。
会社が大きくなれば役割も増えますし、自分で対応できることに限りがあります。
ただ、この場合の 限り は時間的な意味合いが大きいです。
その場合、人に任せることが必要になりますが、どちらかというと、自分がたくさんいたらいいのに という感じです。
しかし、任せてみると自分のようにはやってくれない、できない、という状況に直面します。
余計に、自分がたくさんいたらいいのに、、、 と思います。
でも、それは無理な注文ですので、人は自分と違うんだ ということを認識せざるを得ません。
組織で成果をあげるとすると、自分と違う人にも成果をあげてもらわなければいけません。
ここで、あくまでも自分のように成果をあげてもらおう ということに固執していると問題がおきます。
人はそれぞれだ と認識せざるを得ない、自分と違う人に成果を上げてもらわなければ と思えた時、ある分野では自分よりも得意な人がいる ということを認めていくことになります。
自分の不得意なことは、他の得意な人に任せよう ということになるからです。
ただ、自分は何でもできなければいけない、自分が一番優秀でなければ というメンタルモデルだと、他の人が自分より優秀であることを素直に認められません。
これはすなわち、自分にも不得意なことがある、苦手なことがある ということを認めることになるので、人によっては抵抗がある場合があります。
ここと向き合って手放せると、全部自分でできなくていい、ちゃんとしてなくていい と思えるようになります。
お分かりだと思いますが、組織の中でちゃんとしている って、自分が何でもできる ということではなく、組織として成果、結果を出せるようにする ということです。
もっと言えば、これは自分にも印象的だった言葉ですが、何かができないことは他の人を活かすという役に立ってる、そういう役割だ という考え方でした。
できない ということは悪いことではなく、つながりでみれば、何の問題もない 整った状態だということです。
良し悪しは自分の枠組みが決めているだけです。
なので、自分の判断軸でジャッジしないということを心がけています。
このことを理解するのに、お金のことがわかりやすかったので紹介しておきます。
個人でも、会社でも無駄遣いしないように と思います。
自分のことだけで言えば無駄使いですが、その遣ったお金はそれを受け取った人にとっては、報酬になったり、それによって家族が幸せになったりすることにつながります。
つながりでみれば無駄でもなんでもない ということです。
そのつながりが広くなればなるほど、完全な状態なんです。
いろいろ偉そうに書いていますが、実際にできているか と問われれば、頭で理解していることも多いと思います。
それでも、頭で理解して わかった と思わないようにしています。
特に私は思考優位なので、意識して考えすぎないようにしようとしている感じです。
あくまでも、こういうことかな とか、できてないな とか、自分を感じられるように意識しています。
それでは、今日はこの辺で。
最後までお読みくださりありがとうございます。