誕生日に思うこと

最速で成果があがり、持続可能な経営=自働経営® の実現をサポートする
自働経営®ナビゲーターの梶川です。

 

今日は私の誕生日です。

59歳になり、還暦まであと1年となりました。
(数え年なら今年?)

普段、車で音楽を聴いているのですが、2,3日前にちょっと違うのを聞くかと思って久しぶりのプレイリストを聞きました。

今から12年ほど前に、トレーニングの時に聞いていたものです。

その中に、スガシカオの「progress」があって、それがかかった時になんかセンチになりました(笑)

 

あの頃は会社の業績がかなりやばくなり、身近な人間関係でも追い込まれていて、かなりもがいていた時期でした。

基本的には日々のモヤモヤにフタをして、何も感じないようにして生きていました。

たまたまロードバイクの世界に誘っていただいて、休みは知らない土地を走ってはおいしいものを食べに行くツーリングに連れて行ってもらえて、気晴らしにホントに助かりました。

そのためにトレーニングも初めて、トレーニングに集中することでモヤモヤから離れようとしていました。

そのトレーニング中に聞いていたのが冒頭のプレイリストです。

いつもはBeatlesか80’sのロックで基本、洋楽ばかり聞いていますが、これは邦楽のプレイリストです。

子供たちが聞いていた曲から力が出そうなものを選んで、それを聞きながら自分を鼓舞して、脈拍180くらいで1時間エアロバイクをこぎ続けていました。
(心臓の鼓動数は一生で決まっている説もあるので、このせいで寿命がだいぶ縮まったと思います苦笑)

あるとき、スガシカオのprogressに聞き入っていたとき、その中の歌詞で、

ずっと探していた 理想の自分って もうちょっとカッコよかったけれど、
ぼくが歩いてきた日々と道のりを ホントはジブンっていうらしい

というところがあって、そうだよな と妙に納得して、自分の歩いてきた道のりをあらためて思い出して考えてみたのです。

 

優秀であることが大事で、だからなんでもできるようになりたい、何でもできなきゃだめだ という信念があって、

子供の頃であれば通知表で、会社に入れば、早く昇進昇格したい、それは偉くなりたいというよりは昇進昇格することが優秀であることの証明と感じていたんだろうと思います。

損得は自分の中だけ、もしくは、せいぜい家族の範囲で。

今の会社に転職して社長になってからは、社長だからだれよりも優秀でなくてはならない、実際に優秀だろう と思っていましたし、仕事だから当たり前、仕事に家庭のことを持ち込むのはご法度 という感じでした。

結果、傲慢だったな・・ということにたどり着きました。

 

その一方で、ホントは家族が大事で、みんなが自由で、それぞれの力を活かしてのびのび仕事ができる方がいい と思っている自分もいて、実際前職でイギリス赴任したときにワークライフバランスを心から堪能してきていました。

ただ、それを許すと会社がダメになっちゃうんじゃないか、そうなると自分の人生も危うくなるんじゃないか という恐れがあって許せなかったと思います。

 

ところが、先述のような出来事が起きました。

今なら、それは自分の引き起こしたこと と理解できます。

恐れに囚われた傲慢な自分(これも生存適合システムのせいと今なら理解できます)と、潜在的に望んでいる魂的なものとの捻じれがあり、本来の自分が目指したいものは何か を自分が自分に突きつけてきたということです。

結果、本来自分の目指したいところへ向かうことを決意し、恐れと向き合いながら一つずつ手放して今の経営に至っています。

 

とはいえ、その頃はこういった思考が現実化する ということを知らなかったので、心を消して、時には子供たちや家族の姿に励まされて、日々を過ごしていました。

ほんとに”あと一歩だけ前に進もう”に背中押されて「もう1日がんばろ」って思いながら過ごしてましたから。

当時、46歳くらいでしたが、母方の実家のつながりで算命学の占い師?さんに小さい時にみてもらっていた運勢では 49歳で開ける とあったので、必死に49歳を楽しみにしていました。

そしたら、ほんとに49歳で想定外のことが起き、これまでとは180°変わったくらいの人生になりました。占い師さん恐るべし!

 

かつての私は最短最速で結果を欲しがっていました。

だから、「今」を飛ばして常に「未来」にいたように思います。

ですが、「僕が歩いてきた日々と道のりが今の自分」を創っているように、未来の自分がありたい自分であれるように、「今」を味わって、「今」を歩んでいきたいと思います。

そして、「未来」の結果に固執せずに「今」を味わうことが、人生においての最短最速であり最善であることを知っています(実験中ですが)。

 

私の人生で私に関わってくださっているすべてのみなさまに感謝するとともに、こんな自分ですが、これからもよろしくお願いいたします。

文字通り還暦で生まれ変わる前の最後の1年の所信表明のようになってしまいました。

 

ちなみに先週の投稿で書いた本来の自分に向けて、誕生日プレゼントを買いました。

ちょっと先立つものとかあまり考えずに買ってしまったのですが、手元に届くのは来年になりそうです。

届いたら機会をみてご紹介したいと思います。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。