アイデアが形になるには?

働き方改革×チームビルディング

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梶川です。

 

先週、弊社で事務所の一部のリノベーションをしたいということで、ワークショップを実施しました。

もちろん、社員が自ら進めています。

リノベーションの目的は、お昼休みに食事をするスペース、休憩をするスペースなど、みんなが気持ちよく働けて、かつ、メリハリをつけられるように ということ(だそうです)。

 

まず、リノベチームからの主旨説明とサンプル案紹介がありました。

そして、4チームに分かれてアイデアをまとめます。今回は、制約条件を外して、理想形を追求してよいとのこと。1時間半で行いました。

 

4チームのメンバー割りは、なんと、社員が決めたにも関わらず効き脳を考慮して万遍なくABCDが揃うように配慮したとのこと。効き脳の考え方が浸透してきたなぁとしみじみ思いました。

 

アイデアが形になっていくときは、クリエイティブプロセスという過程を経ていきます。

まず、アイデアマンの効き脳Dがアイデアを創出します。

つぎに、理論派の効き脳Aがそのアイデアを定義づけし、全体像をつくります。

そして、人情派の効き脳Cが人を巻き込むことを考えながらまとめます。

そうしたら、アイデアマン効き脳Dがもとのアイデアと大きくずれていないかを確認し、

最後に実務派の効き脳Bが実行計画をたて、実行していきます。

 

つまり、4つの効き脳が揃っていないとアイデアが実行するまでに至らないということです。

ちなみにこのプロセスは、大きなものとして入口から出口の全体像のときもあれば、会議中の小さなテーマに対してくるっと回るときもあるし、時間軸としてはまちまちです。

会議のファシリテーションしているときに、次に欲しい視点について、それを得意とする効き脳の人に意見を求めたりすることもあります。たとえば、そもそも論に終始しているときは、それで人が動くかどうかをCの人に聞いたり、実行できそうかどうかについてはBの人に振ってみたり、発散していたらAの人にまとめてもらったり、という具合です。

 

ここでもう一つ大事なポイントは、アイデアのきっかけは必ずしもDではないということです。ある一人が口にしたことがきっかけでアイデアとなり、そのことでクリエイティブプロセスが回り出すのですが、アイデアの源泉は だれか一人から生まれる ということなのです。

つまり、その一人のアイデアを活かす、多様性を活かすチームでなければ、コンフリクトを打破する突破口を見いだせずに終わってしまうのです。

 

さて、4チームのアイデアが揃いました。各チーム、いろいろなコンセプトを盛り込んだものになり、実用的なアイデア、面白いアイデア、??なアイデアなど、さまざまです。個人的には、皆が楽しんでやっていたのが印象的でした。

今後、主催のリノベチームが集約して、制約条件を整理したうえでもう一度、ワークショップをやるそうです。そういうリノベチームにDがいないけど大丈夫かなぁ(笑)

 

話しはそれますが、こういう休憩スペースみたいなことを考えると、あまり居心地よくするとさぼって仕事しなくなる というようなことが言われます。実際、この発表のときもそういう意見がでたり、社長いいですか?といった反応があったりしましたし、自分も一瞬「大丈夫か?」と頭をよぎりました。

結局、働くことを時間で管理しようとするからそういう感覚になるんだなぁと、後から気づきました。そして、上司(社長)がいいと言えばゆっくり休憩していてもいいんだ って感覚なんだな とも。

このプロジェクトを通じて、社員が、そのあたりをどう考えていくか、どう落とし込んでいくか、に向き合うことになると思うので、じっくり考えてもらおう と思います。はてさてどうなるか?楽しみに見守っていきたいです。

 

今週もよろしくお願いいたします。