強みと自分らしさ

働き方改革×チームビルディング

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梶川です。

 

私たちがすすめる、働き方改革×チームビルディング では、働き方改革の目的を「メンバーひとりひとりが、自分らしく働き、会社のミッションに貢献して、成果があがる「組織」に変革すること」と定義しています。

大事なポイントの一つが「自分らしく」です。これが昨日書いた、感情の生き物である「人」が生産性高く働ける要因の一つだと思っています。

端的に言えば、自分の強みを活かす ということです。

自分の強みなんてよくわからない ということも多いと思いますし、自分で思っている自分の強みが他人の思っているものと一致しない ということも多いです。ですので、他の人に聞いてみるというのは一つの方法です。

その他、強みを知るための診断 というものも世の中にはたくさんあります。

私たちが勧めているのは「効き脳診断」。これは、思考のクセを理解して仕事に活かしていくので、使いやすいと思っています。4つのタイプと多すぎず覚えやすい、性格診断でなく仕事の場面での効き方を表しているのでチームとして仕事をする際に活用しやすい という特徴があります。
私の効き脳は、A88、B40、C30、D42 となっており、A単独優勢(理論・理性脳)です。

 

もう少し詳しくという場合は、ストレングスファインダー。ギャラップ社が提供していて、34の資質を順位つけて出してくれます。だいたい上位10位くらいまでが意識して発揮できる資質らしく、私の場合は、
個別化、分析思考、着想、学習欲、調和性、運命思考、成長促進、共感性、ポジティブ、収集心
というものでした。

ギャラップ社の解説によれば、リーダーシップは実行力・影響力・人間関係構築力・戦略的思考力の4つの領域があるとのことですが、私の10の資質は人間関係構築力と影響力しかありません。

 

他には、NLPのVAKなどがありますが、NLPについては詳しく学んでいないのでよくわかりません。

 

さて、私の場合、効き脳、ストレングスファインダーにしても、すべての領域を網羅できているわけではありません。しかし、チームで働くのであれば、私の得意でないことはそれを得意とする人に任せればよいと考えます。

強みは 才能×(知識+技術)で表すことができます。

才能は持って生まれたものです。先天的なものです。

それに対して、知識・技術は後天的に身に着けたり、伸ばしたりできます。

知識・技術が同じだった場合、才能が高い人の強みの方が大きい ということになります。そして、そこが掛け算なのでそのレバレッジの効き具合は大きいのです。

ということは、自分の才能があること、もともと得意なこと、自然に発揮できることを強みとして発揮することが大事です。

得意なことに関する知識や技術は無理なく伸ばせるし、伸びるスピードも速いです。ということは、弱みを克服することに労力をかけるよりも、強みを伸ばすことに注力した方が良い結果につながりやすいと考えられます。

 

さて、この強みの発揮ですが、私の経験からすると、チームのために とか、他者のために ということで発揮することが前提だと思います。そして、その強みをチーム全員が理解していることも必要です。

例えば、チームにおける役割として、どのメンバーよりも自分が強みとしていることがあったら、それをチームのために発揮する、それも遠慮なく というのはチームのメンバー全員にとってありがたいことです。

しかし、自分のために、例えば、自分のやり方に合わないことを否定したり、周りを見ずに自分のやりたいようにやる という発揮の仕方は問題になりやすいと思います。強みはだいたいが自然に発揮されてしまっているので自分では気づいていないことが多いと思いますが、周りは迷惑していることが多いです。

やらかしているときは、強みにまつわっているものです。あるコンサルの方は、弱みは強みの使い過ぎと言われました。要は、強みの発揮の仕方、だれかのためにこそ というのが大事なんだと思います。

そのためには、周りをみること、相手を理解しようとつとめること、応援すること といったことが必要になるのではないかと思っています。