生産性の高い組織の基本とは

働き方改革×チームビルディング
変わりたい社長を応援するブログ
~a Day in the Life~
変わりたい社長のメンタリングパートナー
梶川です。
タイムリーにPDCAを回すフラットな関係性について、考えてみたいと思います。
先週末のチームビルディング合宿の運動会でのことでいうと、各競技中のコミュニケーションになります。
やったことのない競技なので、事前の作戦会議で一応の作戦を立てますが、やってみたら予想と違ったということはよくありました。その時大事になるのが、その都度都度、修正する ということなのですが、私たちのチームは気づいたときに気づいた人が遠慮なく発言することができていました。
それをやってみて、まただれかが意見し、また修正し、やってみて、また修正し の繰り返しで、徐々に効率よく進めることができるようになっていったと思います。
一回でも、まあいいか となったりしたら、その間に良くない状態で競技がすすんでしまいます。すると機会損失となり、成果は落ちることになります。
これが、実際の仕事の場面であったなら、業績に影響することを意味します。
タイムリーに意見を言えない状況を考えてみます。
・意見を言うと怒られると思って控える
・どうせ聞いてもらえないと思って言わない
・何も考えていないので意見がない
・認められるかどうか心配ではっきりできない
などなど。
これらは、立場の違い(上司/部下)とか、評価する側/される側 とか、普段指示されているから自発的に考えない というようなことが原因で、何らかのヒエラルキーが影響しているように思われます。
逆の立場で、意見を聞けない状況を考えてみます。
・あいつはいつもズレてるから、また間違ってるだろう
・俺のいうことだけ聞いてればいいのに
・ぼーっとしていて聞き逃す
などなど。
これも、立場で人を見ていたり、自分中心で考えているために起きていることだと思います。
つまり、いずれの場合も、上下関係(評価も上下関係で行う)が原因となりやすいといえます。
一昨日は、組織図が階層構造でも関係性がフラットならよい と書きましたが、現実的には組織図が階層構造であれば、人はそれに引っ張られるので、知らぬ間に上下の認識が植えつけられる可能性が高いです。
であれば、組織図上も実際の関係性もなるべくフラットであることが望ましいと考えます。
しかし、フラットであるがゆえに責任の所在があいまいになり、せっかく共有された情報が放置されたままになったり、だれも決めなかったり、というようなことが起きる可能性があります。
これも、なぜそういうことになるのか考えてみます。
・自分がレスポンスしなくてもだれかがしてくれるだろう
・自分には関係ない
・自分が言うとだれかに反対されるかもしれないからやめておこう
などなど。
こういったことを防ぐには、
共通の目的を共有して、それぞれが自分ごととして考えること(組織力)
必要な意見が自分の強みのことである場合には遠慮なく発言すること(人材力)
そして、それを周りが求めること、かつ、認めること(関係力)
の3つが整っていなければならないと考えます。
まさに、チームビルディングの3要素、人材力、組織力、関係力 かつ、リーダーシップなのだと思います。
生産性の高い組織の基本です。
それでは、今週もありがとうございました。また、来週お会いしましょう。
Have a nice weekend!