働き方改革と残業

働き方改革×チームビルディング

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梶川です。

 

昨日も働き方改革のセミナーをさせていただきました。

内容は、いつもの通り、本当の働き方改革は自律型組織になることですよ です。

 

終了後、帰り際に質問をいただきました。

業種がら、繁閑の差が大きく、繁忙期にはどうしても長時間労働になってしまうが、閑散期のことを考えると人を増やすこともできません。どうしたらよいでしょうか という内容です。

 

弊社もお客様(官公庁)の年度末に業務負荷が集中するというお話しをしたので、それを受けてのご質問だったのだろうと思います。

弊社は働き方改革(取り組みはじめた時はこの言葉はありませんでしたが)に取り組む前、技術部の月平均残業時間が60時間を超えていましたが、現在は12時間を下回っています。

しかし、月別でみると1~3月では、70時間近くになる者もいます。

 

これまでに、グループのカベを取り払ったり、多能工化を進めて負荷分散したり、作業の簡素化を進めたり、協力会社にお願いしたり、お客様からの無理なお願いは断るか猶予をいただけるようにお願いしたり、最近ではRPAを導入したり(この効果はまだ発揮されていませんが)、さまざま取り組んではいますが、どうしても、業務繁閑の差を同じ人数では吸収しきれないのも事実です。

業界を挙げて、お客様(官公庁:国土交通省や愛知県など)との意見交換会の場をもち、発注時期の平準化を申し入れつづけてきて、近年では働き方改革の追い風を受けて、配慮いただけるようになってはきましたが、それでも、繁閑の差は生じています。

 

理想は全員が毎日定時で帰れるようになること。

かもしれません。

が、必ずしもどの会社でも実現できるものではない(もしくは実現が簡単ではない)とも思っています。

理想を求めていくことは大事ですが、すべての時間外労働が必ずしも悪ということではないと思います。

お客様に迷惑をかける不具合があれば早急に対応することは必要でしょうし、先述のように繁閑の差がある業界ならばある程度は仕方のない部分もあるでしょう。

私たちの業界でいえば、大雨が降り災害が発生しそうになれば待機することになりますし、実際に災害が発生すれば、それこそ徹夜で作業することも承知していなくてはなりません。

 

それを置いておいて、すべての時間外が望ましくない という風潮になってしまっていないか と懸念しています。

私たちの仕事において、災害があろうが、年度末だろうが、残業はいやだ。残業があるから問題だ となってしまっては業界の存続にかかわります。

 

当然、度を越えた長時間労働を認めているわけではありません。この辺は表現がむずかしいですが。

ただ、社会に価値を提供し、果たすべき使命があるならば、ある程度は柔軟に運用していくことも認めていけばよいのではないかと思うのです。段階的に取り組んでいけばよいと。

大事なのは、働く人がやりがいをもって仕事ができる ということではないでしょうか。

それが、繁忙期に残業が多いことで、若者から選ばれなかったり、働いている本人たちが引け目を感じたりするのは本末転倒であり、残念に思います。

 

社員一人ひとりが自分らしく働ける会社。人を人として尊重しあえる会社。そんな会社になることが先決ではないかと感じた日でした。

そして、これが結果的に残業を減らすことになると思っています。

そのためには、本人がやりたいことが実現できる会社であることが前提かもしれません。