夏休み!

働き方改革×チームビルディング
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梶川です。
世間は夏休みのところが多いですね。
私の地元、愛知県刈谷市は名だたる製造業の大企業が多いので、今週は道路が空いています。
弊社は官公庁がお客様なので、お客様が夏休みがないので、私たちも固定の夏休みがありません。
5日間の連続休暇制度(リフレッシュ休暇制度)があるので、個別に夏休みを取っています。
リフレッシュ休暇制度を導入したのはワークライフバランスに取り組む前の今から9年前です。
私の前職では、私が入社した30年前にはすでに制度がありましたので、それから遅れること20年です。
私が連続休暇が欲しかったので導入した というのが正直なところです(^^;
余談ですが、私が前職新入社員のときリフレッシュ休暇で北海道にスキーに行くことにしていました。航空券ほかチケットは社内の旅行代理店で購入し、自分の席に保管していました。
しかし、その1週間前にインフルエンザを発症し、会社を休まなければいけなくなり、なんと、出社が許される日はリフレッシュ休暇の初日です。
ということは…..
インフルエンザ休暇のあと、そのままリフレッシュ休暇。15連休です。
しかし、チケットは会社の机の中。
悩んだあげくに、リフレッシュ休暇の前日に会社に行き、1階受付の内線から事務所に電話し、先輩に机の中からチケットを持ってきてもらえるように頼んだのですf(^^;
先輩に「本当に行くの?」と苦笑いされながらチケットを受け取り、予定通りリフレッシュ休暇を取りました。
なんとも、世間知らずというか、怖いもの知らずというか、今思えばろくでもない新入社員だったかなぁと思います。
その後、特に飛ばされたりしなかったので諸先輩方の温かい見守りに今でも感謝していますm(__)m
さて、中小企業では、連続休暇はなかなかなじみのない時代でしたので、社員の反応は、
「そんなに休めない」
「休んでもすることがない」
でした。
導入するにあたっては、休暇を取得しやすくする狙いで、年度の初めにリフレッシュ休暇取得予定を決めることにしました。
導入1年目。
予定通りに取得しない者が数名いました。
理由を聞いてみると、お客様の要望もあり、また、日常的に忙しいので取得できなかったとのこと。
また、休暇を取得したものの、休んだ結果仕事が滞って、かえってその後の残業が増えてしんどくなったという社員もいました。
これらの原因はの一つは仕事の属人化です。
自分しかその仕事をわからないので、頼めない。
休暇中に仕事の問合せがあっても、他のメンバーでは対応できない。
休んでいる間、他のメンバーでは内容がわからないので、仕事が進まない。
といったことが起きます。
もう一つの理由は、休暇を取る前提の業務工程を組めないということです。
ある意味、日々の仕事に追われているので、1週間、1か月の工程を組んでもその通りにすすまない。進める気がないという状況でした。
そして、そもそも1週間休んでもすることがないので、そこへのモチベーションが低いというのも、大きな理由でした。
そこで、休むことの意義を話し続けたり、徐々に、積極的に活用する社員がでてくるので、彼らの連続休暇の過ごし方を社内報で共有をしたり、継続的に啓蒙しました。
そうすることで、次第に休暇を積極的に楽しむために業務工程を立てて進めるようになり、また、お互いに支援しあうようになっていきました。
業務工程を意識できるようになると、休暇を見込んだ工程でお客様と調整できるようになり、早め早めの状況確認や資料提出を依頼できるようになっていきました。
今では、堂々と夏休みの日程をお客様に伝えています。
そうはいっても、すべての社員が予定通りに連続休暇をを取得できるようになるまでに、3~4年かかったと思います。
今では積極的に連続休暇を楽しんでいます。
その他に、有給休暇取得率が75%になるように(平成30年度)、記念日休暇があります。
記念日休暇も、リフレッシュ休暇と同じように、1年の最初に予定を決めてしまい、グループウェアの
カレンダー上で全員で休暇予定を共有しています。
休暇予定、特に連続休暇予定については、特に会社の指示なく、グループ内で業務に支障がないように調整しています。
連続休暇でなくてはできないこともあるし、業務の属人化排除にも寄与するので、導入してよかったと
思っています。
先日お話しを聞いた企業では、年2回の連続休暇制度があるとのこと。
確かに、個々の記念日休暇をとるのもいいけど、連続休暇2回もいいなと思ったので、社員と相談して導入を検討しようと思っています。