あたり前をあたり前に

働き方改革×チームビルディング
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~a Day in the Life~
変わりたい社長のメンタリングパートナー
梶川です。
月に1,2回彼がやってきます。
もうちょっと寄ってみます。
過去にもFBでは登場していましたが、弊社のトイレ掃除当番を伝えに来てくれます。
弊社では、7年前までトイレ掃除は新入社員の役割でした。
小さい会社ですので、毎年新入社員が入社してくるわけではありません。ということは、何年もトイレ掃除をやり続けることになる新入社員もいたわけです。ひどい会社ですよね。
さらには中途入社の社員はトイレ掃除をしなくて良いのです。
不公平ですよね。
私は中途入社でした。なので、トイレ掃除をする必要がありませんでした。
慣習として、ずっとこういうことだったので、何の違和感もなく過ごしていました。
さらに、前職のときは業者の方が掃除してくれていたので、私は会社でトイレ掃除したことがありません。どちらかというと体育会系できたので、新入りというか若手というか、年次の下の人がそういった類の役割を担当するというのが当たり前と思っていました。
7年前にワークライフバランスに取り組むことになったときに、あたり前は当たり前でない ということを考え始めて、みんなで掃除しよう ということになりました。特にこれまでトイレ掃除してきたかつての新入社員たちが文句を言ったわけではありませんでしたが、そうした方がいいよね という感じだったと思います。
私も含めて全員で毎日当番制にして行うことにしました。だれが当番かをわかりやすくするために冒頭の彼がやってきます。
そして、だれがいつの当番か、何をやるのか については一覧表を作成しています。
こんな感じです。
日付の上の方で矢印が行ったり来たりしているのは当番を変わったということです。朝一で現場直行だったり、有休の予定だったりした場合に自分で代わりを探して交代します。
あたり前ですよね。
でも、始めた当時はできませんでした。忘れたり、交代の声かけが面倒でしなかったり。だれもやらない日が月に何日かはありました。
そんな時は私がやりました。担当者のサイン欄に私の名前を書きますが、本人には特に叱りもせず、注意もしませんでした。
その代わり、昼食を一緒に食べに行った社員や、将来期待している社員に、「こういう状況だけど、どう思う?」って何気なく投げかけていきました。
そうこうすると、その社員がだれかに話し、次第に忘れる日は少なくなり、必要に応じて当番を変わるようになっていったのです。
本当にレベルの低い話でお恥ずかしい限りなんですが、自分の感覚では、トイレ掃除をみんなできちんとやるようになって私と社員の関係性が近くなったような気がします。月一社員面談も始めましたから、これだけの結果ではないと思いますが、相乗効果にはなっているとは思います。
また、クレームも減ったと思います。前もって自分の予定を把握して調整するという、ある種当たり前のことができていなかった という事実は、仕事でも同じだったということでしょう。少しずつではあったと思いますが、仕事に向かう姿勢も変わっていったのではないかと思います。
当時はそんなこと考えていたわけではありませんが、フラットな組織の方が自浄作用が働くのかなと感じています。