なぜチームで働き方改革にとりくまなければいけないのか

働き方改革×チームビルディング

働き方改革はチームビルディングで実現!

人が活きて業績があがる本当の働き方改革を広める
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。

 

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座右の銘、A Day in the Life は変わりませんが、週イチ配信となったので下げることにしました。

 

メルマガタイトルは「チームDE働革」(ちーむではたかく)です。

なぜ、チームで働き方改革なのか について、今回は書いてみたいと思います。

 

働き方改革は仕事をする上での取組みです。

個人事業主の働き方改革も課題としてはあると思いますが、一般的には、複数の人が関わりながら仕事をしている会社なり、部署なり、ある組織単位で行う取組みになります。

その時に、個人単位での仕事のやり方の改善をすすめることもあります。タイムマネジメント研修のようなことを取り入れたてみたり。

しかし、あまりうまくいくことはありません。

なぜなら、仕事のやり方を改善して早く帰ることができるとしても、

・早く帰ると仕事が少ないと思われる(と、新たな仕事を頼まれて負担になる)
・残業代が減ってしまう
・どうせ早く終わっても帰りにくい

というようなことが起きて、労働時間の削減にはつながりにくいからです。

 

もし、これらのようなことが起きない環境、たとえば早く帰れば手当が出る とか、早く帰った方が個人の評価が高くなる といったようなことが実現できたとしても、上手くいきません。

なぜなら、早く帰りたいがために自分の仕事をなるべく少なくしよう、人の手伝いはしないようにしよう ということになってしまい、早く帰れる人だけが早く帰り、仕事が終わらない人は帰れないという構図になるからです。

 

それでは、チームとしての生産性が高まることにはなりません。

つまり、組織、グループ、チームで仕事をする以上、チームで働き方改革に臨まなければうまくいくはずがないのです。

 

生産性を高めるために、無駄な仕事、作業などを廃止することを考えますが、人と人の関わりの中で起きている無駄なことの方が、個人単位で抱えてる無駄なことよりはるかに多いです。

これは、人と組織の問題はルービックキューブにたとえられていることからもわかりますが、Aという組織の面が揃っているときに、Bという組織の面を揃えようとするとAの組織の面が崩れてしまうことはよくあることです。そうすると、Aの組織は崩されまいと抵抗します。するとBの組織の面は揃うことができません。

 

また、上司の言っていることが本当は間違っているのに、忖度してその面をそろえておくことで、本来揃えるべき他の面が揃わない というようなことも起きます。

こういう組織単位で起きている不合理(限定的に合理的なこと)を解消するためにも、チームとして取り組まなければならないのです。

 

パズルのルービックキューブは1面ずつ揃えていくのではなく、ある1面をそろえた後は、一気に6面を揃えにいきます。

組織の問題も、組織として6面揃った状態を共有、共感して、一気に揃えに行くことが必要なのです。

そのためには、一時的に自分や自部署の面を崩すこともでてきます。それが、その後に6面揃うために必要なことだからです。

つまり、一時的には自分の負荷や、自部署の負荷が増えても、他者や他部署を応援するようなことも必要だということです。

自分だけがよければよい というメンタリティーの集合体では働き方改革は上手くいきません。

これがチームで働き方改革に取り組む必要性です。

 

さて、自分だけがよければよい ということにならないために、全員が共感できる働き方のビジョン(ルービックキューブが6面揃った状態)を策定することが大切になってくるのですが、その策定のプロセスにおいて、お互いを尊重する(人と人は違う)ということを理解し、それを活かしたコミュニケーション(対話)のスキルが必要になってくるのですが、それに最適なのがチームビルディングのアプローチです。

それが、働き方改革はチームビルディングで実現します ということの理由です。

 

御社の働き方改革では、メンバー全員が共感している働き方のゴールイメージを設定していますか?

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。