目標や課題を確実に進捗させるためのコツ

働き方改革×チームビルディング

働き方改革はチームビルディングで実現!

人が活きて業績があがる本当の働き方改革を広める
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。

 

新年度がスタートして、新しい目標を設定し、それに向かって仕事をすすめられている企業さんも多いと思います。

4月スタートだとすると、約2か月経過したことになります。

進捗はいかがでしょうか。

 

目標設定というと、スマートが有名です。

SMART・・・一般的に
S:Specific 明確な
M:Measurable 測定可能な
A:Attainable 実現可能な
R:Relevant, Realistic 価値観に沿った、現実的な
T:Time-bound 時間軸のある
と、5つの指標の頭文字をとっています。

SMARTに目標設定する理由は、達成を確実にするためです。

漠然と目標設定しても、結局何もしなかった、やろうと思いながらやれなかった、途中でやりたいことがかわった、、、などど、実現しないことの方が多いかもしれません。

そういう状況を避けるために、このような目標設定方法がよい と言われています。

 

と紹介しておきながら、私自身はSMARTに目標設定していません。

正確には、SMARTすべてを決めているわけではない という感じでしょうか。

目標が達成されない原因は、そのための行動をしないからで、そのための行動ができないのは、どのように行動したらよいのかイメージできないからです。

SMARTに目標設定すると細分化されます。その結果、イメージしやすくなるというのはありますので、それで行動に移せるならばそれで良いと思います。

ただ、その切り口で考えるのが堅苦しいと感じる人がいたり、SMARTだけではすべてが網羅されない場合があったりします。

そんなときのおすすめは、ビジョンを描く ということです。

ビジョンというと会社の将来像のように何やら大げさな気がしますが、そうではなく、動画の1シーンのように、目標達成に向かって行動している自分や周囲の仲間の様子、目標が達成したときの周囲の景色 をありありと思い描いてみる ということです。

達成したイメージ と言った方がピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。

書いてみた目標を実現するプロセスを思い描いてみるだけで、曖昧なところが判明します。

目標設定の時だけでなく、普段、結構あいまいな表現を使っていることが多いのに気づくと思います。その曖昧なところを明確にしていけばよいのです。

その結果、SMARTすべての切り口がそろっているかもしれません。

 

ビジュアライズするときのコツは、4階層くだる です。

例えば、私はステーキが好きです と言ったら、どんなことを思い描きますか?

そこから、

・サシは少なめで赤身が好きです
・味付けは塩コショウだけで、焼き加減はレアです
・一日おきなら平気で食べられます

と、4階層くだって表現してみました。

いかがでしょうか。みなさんの思い描いたイメージはかなり具体化され、統一されてきたのではないでしょうか。

自分でビジュアライズできないことが、実行に移せるわけがなく、その結果、実現されないという事態に陥ってしまいます。

会議などの決定事項で、何を、誰が、いつまでに実施する というようなことがいつまでたっても進捗しない ということもあります。

私自身は、その決定事項が具体的に進むイメージを持てるかどうかを思い描き、イメージのわかないところを具体的に確認してみるようにしています。

もしくは、決まった担当者にイメージを表現してもらい、詰まったところはその場で考えるようにしています。

こうすると、実行責任者の行動が進みやすい という利点のほか、協働するメンバーも同じイメージを共有できるので、自発的に動きやすい というメリットがあります。

何のために=目的 はもちろん重要ですが、目的を実現したビジョンを共有することとセットにすると、さらによい と思います。

その点で、働き方改革も「何のために」取り組むかを明確にするとともに、それが実現したときの会社の雰囲気や社員の表情=「ビジョン」も併せて明確にすることが重要です。
(目的と目標のことはまた別の機会に)

もちろん、違うアプローチの方が目標設定しやすい、進捗しやすい という方もいらっしゃると思うので、自分にあった方法で良いと思います。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。