社員同士の距離感を縮める方法
働き方改革×チームビルディング
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梶川です。
私事ですが、来週誕生日です。
会社の黒板に社員がお祝いしてくれました!
一昨年から会社のワークライフバランス活動は社員に委ねています。
キーとなる社員、総務部の女子社員を一人任命して、今後の活動は社員主体でやってねと伝えました。何人かでチームを組んでやってくださいとだけ決めましたが、メンバー人選からお任せしました。
当該の女子社員は産休・育休を2回取って復帰していて、今も短時間勤務で働いています。
メンバー選定にあたっては彼女なりに考えて、一人ずつ交渉して、5人のチームで活動することになりました。月に1回、ミーティングを開催し、いろいろなことを決定していくということになりました。
一応、オブザーバーとして私も参加します。が、基本的には意見は言わず、費用が掛かる場合の判断をするくらいです。
ということでスタートしたものの、いきなり振られて何をしたものか と、なりますよね。
目的は、社員のワークライフバランスが実現できる会社にすること。
メンバーが思い思いに意見を言っていきます。
若手が辞めない会社にしたい
残業が少ない会社にしたい
何でも言い合える会社にしたい
などなど。
そこでひとまず、このチームの活動目標、スローガンを決めよう ということになって、決まったのが「小さいけど日本一楽しく働ける建設コンサルタント」です。
「小さいけど」は余計じゃない?と聞きましたが、本当のことだから仕方ないでしょ!と言われてしまいました(^^;
さて、それで何をする?
1年目なので、メンバーがああしたい、こうしたい ということがたくさんあって、できることからやっていきました。その一つが、冒頭の黒板です。
(その他のことは追々ご紹介します)
何か社員向けにメッセージを発信したり、コミュニケーションができたりするものがあったらいいよね ということでの導入でしたが、これも、ホワイドボードにするのか、黒板にするのか、大きさはどれくらいにするのか なんてことも、それぞれがいろいろ思いがあって、何回かの話し合いの末に決まりました。
黒板にしたのは、なんとなく温かみがあるから ということらしいです。
社員全員の誕生日の数日前に担当を決めたメンバーがお祝いメッセージを黒板に書きます。人によって書き方もそれぞれなので、味があります。黒板に他の社員が追記したりして、それなりに書いてもらった方は嬉しいですね。
(数年前までは誕生日会というのをやっていましたが、2,3年で辞めてしまいました。盛り上がってはいましたが、負担感も大きくなってしまったのですね。)
2年目からはちょっと工夫して、誕生日の人に質問して答えてもらう形になりました。
1年間、全員同じ質問です。
冒頭の写真のは3年目のバージョンで、3つの質問と動物占いになっています。
欲しいものに「車」と書いたら(そろそろ11年25万kmなので・・・)、勝手に社員が投票しています(苦笑)
この質問形式、社員は深く考えていないと思いますが、軽い「自己開示」になっているんですよね。
仕事だけではわからないお互いのことを知る機会になっています。こうやって、知らず知らずのうちにそれぞれの距離感が縮まっていっていると思います。
社員同士の面談もそうですが、こんなことでも関係性がよくなっていっていると感じます。
さて、このチーム活動。順調にいっているようで、苦労もしています。
社員に楽しく働いてもらう活動をしているはずなのに、やっている側が苦しくなってくる。
そんな葛藤も、あーでもない、こーでもない と言いながらみんなで考えていると、経営者としては頼もしくもあり、嬉しくもあります。
と思うとともに、社員同士でやったってこんなに苦労するんだから、社長一人でやれるわけがない!と思うのです。社員が楽しく働ける環境を社長一人が提供できるなんておこがましい。
いかがでしょうか。