フィードバック会をやってみた
働き方改革はチームビルディングで実現!
経営者自身のアライメントと組織のアライメントを整えることで
自然に業績があがる会社にする
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。
弊社では今年、こちらの記事に書いたように、会社の資産を創っていくための10%ルールアクションに取り組んでいます。
その活動が半期過ぎたくらいなので、中間の締めとして、これもこちらの記事に書いたようにお互いをフィードバックする機会を設けました。
それによっての気づきなどをシェアしていまして、こんな意見があがっていました。
・チームの行動目標が定まっていなかったが、再確認したことで共通の理解ができた。
・チームの目標は当初と変わらず、再確認できました。
というように、改めてチームとして目指すところが確認できたという意見、
・ちゃんとやっていると言って貰えたので、同じように頑張っていきたいと思いました。
・みんなが自分の強みを言ってくれたのがうれしかったです。
・自分の強みを言っていただき正直うれしかったです。
といった、うれしかったり、励みになる という意見、
・自分に対してどう思っているのか、普段気にしていないことが知れてよかった。
・自分に対してどう思ってくれているか、自分のしてることは助けになっているのかなど、思っていること、思われていることを知れてよかったです。
・チーム内での自分の立ち位置を知ることができ、また自分が思っている通りの立ち位置であることが分かりました。
といった、他者視点からの客観的な自分の位置がわかったという意見
・自覚していることと、そうでないこともあったので新しい気づきでした。
・自分が思っていなかった事が強みだと教えてもらえて、自分の考えと行動を振り返り、なるほどなーと思いました。
・思ってもない強みと、周りが自分よく見ているなと思いました。
という、新たな自分の一面に気づいたという意見
・お互いに強みを伝え合うことで自覚でき、今後もそれを活かしてチーム活動に取り組んでいこうと思えました。
・それぞれ違った強みがあることも改めて実感し、「一人一人が強みを活かす」ということが大切だと感じました。
・良い言葉(感謝の気持ち)を伝えることによって、モチベーション(やる気)が上がり、チームに良い活力がついたように感じました。
・苦手なこともチーム員のおかげで進められているので、自分なりに貢献できるようにしていきたいと思います。
といった、チームとしての気づきや感想
などなど。
もちろん、フィードバックは良い点だけを伝えるわけではないので、コメントにはないものの、スパイシー(中原先生流)なフィードバックもあったと思います。
そして、それこそが成長の糧になるのですが。
これをやる目的はチームとしての成果を上げることにあるのですが、そのためには一人一人の強みを活かす、シェアード・リーダーシップの考え方がベースにあります。
リーダーシップというと、カリスマ性だったり、上司が引っ張っていく とか、包容力 とか、リーダーが発揮するもの というように考えがちですが、1人のリーダーが引っ張るのではなく、チームのメンバー全員がなんらかの形でリーダーシップをシェアするというのが、シェアード・リーダーシップという考え方です。
環境変化が激しく、複雑性の増す今の時代、組織やチームのメンバー全員が自律性をもって柔軟に動いていくためには、こういった考え方が必要になると思っています。
そして、リーダーシップとは影響力です。
個々人が自らの強みを発揮した結果、相手は「決断力」や「強さ」、「寛容さ」等々を感じます。
つまり、相対的なものなんですね。
基本的に強みとなる特徴はあるものの、それが発揮されて周りのメンバーにどう受け止められるかはメンバー次第なところがあるわけです。
そして、それは自分ではわからない。
だから、フィードバックが必要なのです。
(メンバーが変われば自分の相対的な強みも変わるということです)
個人の特性の話をしている分には、ある意味、どうでもいいことです(語弊がありますが)。
しかし、チームで目標を達成するためには、それぞれが求められている強みを遠慮なく発揮してもらうことが必要です。
それをフィードバックで明確にすることで、自分も自信をもってその力を発揮できるというわけですね。
それが、自分のためにもチームのためにもなる。
今、求められているセルフ・アウェアネス(自己理解)ということにもつながります。
フィードバックをもらうことで、自分が理解している自己 と 他者が理解している自己 を近づけることができます。
また、日本人は自己肯定感が低いといわれていますが、他者からのフィードバックをもらうことで自己有用感が高まり、その結果、自己肯定感が高まることが期待できます。
仕事の進捗や問題点を共有するミーティングをやることは多いと思うのですが、そもそもこのチームは上手くいってるかどうか を振り返ってみる機会も設けてみてはいかがでしょうか。
それでは、今日はこの辺で。
最後までお読みくださりありがとうございます。