チームで強みを活かすためには?

働き方改革はチームビルディングで実現!
経営者自身のアライメントと組織のアライメントを整えることで
自然に業績があがる会社にする
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。
世の中の流れなのか、「自分らしく」「強みをいかす」ということが言われる機会が増えてきているように思います。
私自身もチームビルディングを通して、そういったことが普通になっている世の中になることを目指しています。
先日も、強みを活かす をテーマにブログを書いたばかりです(汗)
ここで書いたことは怪しげながら、なんとなく理想の姿のような気がしています。
が、現実にはそうもいかないことが、結構あります。
その理由は、いろんな感情や価値観や、あたり前の違いであったり、、、つまり、人と人は違う ということを相互にわかりあえていない という部分があるかと思います。
わかりあえていない というと、なんとなく悲観的なニュアンスになってしまいますが、わからないことの方が普通です。
では、どうするか? というと、フィードバックする ということです。
フィードバックで大切なことは、目標が明確になっている ということです。
かつて戦争において大砲の砲撃手と着弾点の確認手が二人で別々だった時代に、確認手が砲撃手に的からどれくらいの地点に着弾したのかを知らせる のがフィードバックの由来と言われています。
つまり、砲撃手(フィードバックされる側)も確認手(フィードバックする側)も的(目標)を知っていなければ機能しません。
詳細はこちらを参照ください。
さらに、目標は目的のための手段ですから、目的も相互に理解していることも必要です。
ということは、目的を達成するためにフィードバックは必須であるとも言えます。
そこで、強みの話です。
チームで目標(目的)達成のために、それぞれが果たす役割があります。
しばらく一緒に仕事をしていると、それぞれのメンバーの良いところ、得意なこと、上手いこと(強み)が見えてきます。
それを、あるタイミングでフィードバックすることで、目標(目的)達成に近づける ということです。
例えば、
「○○さんは、こういうところが得意で、チームの中でこういうところで助かっている」
「だから、××みたいなときに、もっと主導的にひっぱってくれると嬉しい」
のような感じです。
メンバーが感じているその人の強みや得意を伝えて、それを目標達成のために、もっと活用してほしい というような感じです。
自分のことは自分が一番わかっていない というか、特に強みというのは自然に発揮されていて、本人も特に強みと認識していないことが多いので、それを他者視点で伝えることで本人が認識できるようになります。
その上で、その強みを、このチームにおいて目標達成するためにはどのように使えば効果的なのか を他社からフィードバックする ことで、自分自身がどのように振る舞えばいいかが理解できます。
つまり、自分視点でいえば、強みを発揮するという的が明確になる ということです。
具体的なやり方として整理すると、
1.チームの目標を確認する
2.それぞれのメンバーの強みや得意なこと、助かっていることなどを他のメンバーから伝える
3.それぞれのメンバーに対して、こうだったらいいいと思うこと、伸びしろ、などを伝える
4.伝えられたメンバーはそれを聞いての感想と、今後の行動宣言を皆に伝える
というような感じです。
留意点としては、
・フィードバックは相手の成長のため であるとして、少々伝えにくいこともきちんと伝える
・そのためには、自分のことは棚にあげてもよい
・伝えるときには、Iメッセージを上手に使い、「私は○○と感じる」「私には△△のようにみえる」というように自分が主語で伝える。「あなたは○○だ」のような伝え方はしない。
・受け取る側は、まず受けとめる。しかし、今後の行動に活かすかどうかは自分で選択してよい。
というようなことがあります。
こういうフィードバックを節目ですることで、自分視点でいえば行動に自信がもてるようになること、他者視点でいえば、勝手な期待でイライラすることがなくなる というようなメリットがあると思います。
あくまでも、目標(目的)の達成のために ということで、自分にとって都合よく動いてもらいたい ということではありません。念のため。
そんなチーム作りが可能になるセミナーを7月、8月にやります。
私だけでなく、チームビルディングの仲間たちも開催します。
リアル会場、オンライン開催もありますので、是非、ご参加ください。
それでは、今日はこの辺で。
最後までお読みくださりありがとうございます。