本当の働き方改革の浸透はまだまだ道半ば

働き方改革×チームビルディング

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梶川です。

 

弊社は今日、仕事納めです。恒例で、みんなで餅つきをして終わります。

ものすごい寒波が来ているので、体調を崩さないかちょっと心配です。

 

さて、昨日は市の教育委員会での働き方改革委員会(校長先生、教頭先生、教育委員会の方々10名)にお声かけいただき、働き方改革の話しをさせていただきました。

昨年から働き方改革には取り組みはじめており、部活動の外部委嘱や夏冬休みにおける休暇の取得、朝の電話当番などについて、改善できるところには着手しているとのことでした。

 

私がいつもお話しさせていただくことは基本的に同じで、トップのコミットメントとポジティブアプローチと自分たちで働き方を決める ということです。

トップのコミットメント(セミナー等でお話しさせていただくときは、経営者の覚悟と言っています)は、これまでの自社での経験や、働き方のコンサル、チームビルディングのコンサルの経験からの実感ではありますが、中原先生の著書でも書かれていますし、ティール組織の吉原史郎さん、嘉村賢州さんのお話でも、トップが自己と組織のあり方にじっくり向き合う時間が必要とも言われています。

昨日の委員会では文字通り学校のトップの方々の集まりなので、この部分はしっかりとお伝えしました。

 

ポジティブアプローチについても、利害がからむ複雑な問題解決に必須な手法です。

そもそも何のために長時間労働を削減するのか、有給休暇を取れるようにするのか。その先にはどんな学校になっていて、働いている先生たちはどうなっているのか。

そんなことはあまり考えられたことはなかったようです。

 

そして、自分たちで働き方を決める。

私たちがコンサルに入ったときに行う付箋会議を体感していただきました。

理想の働き方は? という問いかけで、意見を出し、まとめて、ゴールイメージを考える(今日は雰囲気まででしたが)ところまでやっていただきました。

自分たちで考えることで、達成できたらうれしい と全員が感じる、共感を得られるイメージになることを実感していただけたと思います。

自分たちで働き方を考える理由、効果を納得していただけたようでした。

また、自分の意見をすべて「場」に出せた という満足感、みんなの意見を聴けて気づきがあった、というような感想もあり、対話するということも体験できたのではないかと思います。

 

最後の感想では、まずは自分でどんな学校にしたいか考えてみようと思った、先生たちといろいろ話してみようと思う、といったことをいただきました。そして、これまでの働き方改革のイメージとはまったく違ったが、わかりやすくためになった と言っていただきました。

 

おかげさまで今年はセミナー等でお話しさせていただく機会が増え、そこからさらにお声かけいただくようなこともありました。

そして、アンケート等で「これまでの働き方改革のイメージとは違って納得しました、よくわかりました」と言っていただくことが多かったです。

ということは、それだけ誤解されていて、働き方改革にネガティブなイメージがあったり、期待はしておらず、ただ法律で決まったからなんとかしなければ というスタンスが多いということだと思います。

昨夕も来年のセミナーのための打合せの機会をいただくことができました。もっともっと多くの会社、組織で本当の働き方改革の理解が進むといいなぁと願っています。

 

そんな思いで始めたブログですが、年の瀬となりました。今年1年ありがとうございました。

お忙しい中、お時間を割いてお読みくださったこと、感謝でいっぱいです。

明日より冬季休暇に入りますので、次にお目にかかれるのは来年になります。

尚、来年からは諸事情により週1回の投稿(毎週火曜日)になる予定ですので、1/8からスタートします(予定)。

忘れられてしまうのではないかという不安もありますが、これまで同様、また来年もよろしくお願いいたします。

それではみなさん、良いお年をお迎えください!

I wish you a happy new year!