人の違いを活かすには

働き方改革×チームビルディング

働き方改革はチームビルディングで実現!

人が活きて業績があがる本当の働き方改革を広める
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。

 

本題に入る前に、一つお知らせです。

働き方改革×チームビルディング としてブログ、メルマガでもご案内していますが、この度、ホームページをリニューアルいたしました。より分かりやすくお伝えできればと思って、内容を見直したり、項目を追加したりしました。よろしければご覧ください。
働き方改革×チームビルディング

 

さて、私が進める働き方改革では、心理的安全性の高い職場をめざします。

そのために重要なこととして、人と人は違う ということを理解する必要があります。

 

現代は、多様性、ダイバーシティ、ジェンダーという言葉がよく聞かれるようになり、人と人は違うということは理解されるようになってきていると思います。

ただ、私がお伝えしたいのはそんな大げさなものではなく、自分の隣にいる人や、正面にいる人、一緒の職場のチームの人たち、も、自分とは違うし、それぞれも違う ということです。

男性と女性、上司と部下、という一般化されてしまった概念ではなく、一人ひとりが違っています ということです。

 

私が働き方改革をチームビルディングで進めていくときには、この「人と人は違う」ということを理解するのに、効き脳診断 というのを使っています。

効き脳というのは、考え方のクセ のようなもので、その特徴によって大きく4類型あります。

効き脳Aは「理論・理性脳」で、理論的だけど理屈っぽい傾向
効き脳Bは「堅実・計画脳」で、理路整然としてるけど融通が利かない傾向
効き脳Cは「感覚・友好脳」で、感情的対人的だけど優柔不断な傾向
効き脳Dは「冒険・創造脳」で、創造的革新的だけど常識がないと言われる傾向

といった特徴があります。人によって単独優勢だったり、二重優勢だったり、三重優勢だったりします。

例えば、カフェを出店しようとしたとき、
Aの人は「採算とれるかな?」と考える
Bの人は「何人でやるのかな?店は回るのかな?」と考える
Cの人は「誰が店長になるのかな?」と考える
Dの人は「どんなスタイルの店にしようかな」と考える

といった具合に、同じ事象に対しても全く異なる考え方をするのです。
これが「人と人は違う」ということです。

 

これが組織活動において、どう生かされるのか ということですが、P.ドラッカーはマネジメントの定義を以下のように言っています。

マネジメントとは・・・
「組織を構成する人が、その人の強みを生かして成果を上げ、 自己を実現し、弱みを無効化するように組織を運営する方法」

つまり、組織の仕事をメンバーの強みをもとに割り振って、弱みはだれかの強みによってカバーされるように運営すること と言えます。

会社ではこれとは逆に仕事に人をつけますが、その時に人の強みを基準にするのではなく、単なる年次やポストといったことで割り振られることが多くないですか。

そして、苦手なことを任された人が、苦手であるがゆえに時間がかかったり、ミスをしたりするのですが、それを得意な人がやったときと比べて出来ていないことを責めたり、評価を下げたりすることはないですか。

 

そうではなく、メンバーの強みを考えて仕事を割り振ることがマネージャーの仕事であり、そのために効き脳を活用することが有効です。

効き脳は適正診断や性格診断のようなものと違い、あるシチュエーションでの考え方のクセを表すので、職場で活かしやすいという特長があります。

 

それでもメンバーの強みだけですべての仕事をカバーできない ということもあります。

そんな時はどうするか。

これも強みを活かしてカバーするのですね。

例えば、きちんと片づける というのは効き脳Bの人は得意です。でも、メンバーにBがいない場合、他の人が担当せざるを得ません。そんなときは、こう考えます。

効き脳Aの人は、理論を大事にします。片づける ということの目的が腹落ちできれば実行に移すことができます。

効き脳Cの人は、対人的なことを大事にします。ということは、片づけることによって〇〇さんが助かる、もしくは、片づけないことによって△△さんが困る ということが腹落ちできれば実行できます。

効き脳Dの人は、創造的革新的なことが好きです。要は楽しいことが好きなんです。ということは、片づける ということにゲーム性を持たせるとか、音楽かけながら楽しんでやる というようなことで実行しやすくなります。

 

上司は、1on1ミーティングなどで、効き脳のデータを把握しながらフィードバックできれば、メンバーもストレスなく、また、得意なことは成長しやすいので、やりがいに繋がる育成が可能になっていきます。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。