リーダーは変人?

働き方改革×チームビルディング

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人が活きて業績があがる本当の働き方改革を広める
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。

 

唐突ですが、リーダーってどういう人を思い浮かべますか。

どんなリーダーについていきたいですか?

引っ張っていってくれる人
影響力のある人
自分を理解してくれる人
チームをまとめる力のある人…

こんな感じでしょうか。

実は、リーダーとリーダーシップは違います。

リーダーシップを先に説明すると、リーダーシップとは「人が人に対して与える影響力」です。

その結果、その人に対して、決断力や強さ、寛容さ 等々を感じるのですね。

そして、すべての人にはリーダーシップがあります。

赤ちゃんの笑みは周囲の大人を無条件に笑顔にするというリーダーシップがありますね。

 

一方、リーダーとは。

lead やleadershipの語源であるインド・ヨーロッパ語の【leith】は、「出発する」「出発点(敷居)を越える」または「死ぬ」という意味です。

つまり、リーダーの役割は一言で言うと、『未来(未知)の世界へ出発すること』

もしくは、『知っている(既知)の世界から知らない(未知)の世界へ渡ること』です。

リーダーとは、一番最初に先頭になって進む人 のことです。

 

先頭に立って未知の世界へ進むわけですから、勇気がいります。

ある意味、変人です。

経営者はさまざまな情報や状況を考慮して、まだ見ぬ道に進むことを決断する必要があります。

自分にはなんとなく見えている道も、幹部も含めて社員のだれも見たことのない道ですから、共感を得るのは難しいこともあります。

理解すらしてもらえないかもしれません。

このとき、リーダーとしての経営者は孤独を感じます。

 

一方、周囲の社員は様子をうかがっています。

このリーダーについて行っていいのか。

新規事業は成功するのか、失敗するのか。

 

ここで大事なのは、ファーストフォロワーです。

最初にフォローしてくれる人が出ると、そのフォロワーとリーダーの関わる様子を周囲は観察しています。

リーダーだけの時よりも、自分が加わるかどうかの判断をしやすくなります。

そして、もう一人、もう一人とフォロワーが増えて、ある臨界点を超えると一気に多数派になっていきます。

 

つまり、新しいことを進めていくときにリーダーが考えるべきことは、最初のフォロワーをいかに生み出すか ということなのです。

それを考えずに、いつかは背中を見てついてきてくれる と言っていても、孤独な時間が長くなってしまうだけです。

では、どうするか。

説明して対話するしかないのだと思います。

自分が進もうとしている道=だれも見たことのない道ですから、理解してもらえるように、いろいろな表現や方法を使って説明してみる。

進捗状況など、関係ないと思っていても丁寧に報告、説明してみる。

何かアクションを起こすときには、声をかけて誘ってみる。

一人二人と賛同者(フォロワー)が現れた時には、巻き込みながらフラットな関係で進めてみる。

 

新しいことをするときに、経営者がトップの決めたことだから、ということですすめることもあると思いますが、本当の意味で成功させたければ、どれだけ社員を巻き込めるか にかかっているのではないでしょうか。

巻き込むためには、みずから賛同してもらうしかありません。

そのために丁寧な説明と対話をしましょう という話でした。

そして、働き方改革というまだ見ぬ道に進まねばならない現代、進むという経営判断と、どのように巻き込むかという経営判断を、手遅れになる前にしなければなりませんね。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。