会社のリソースで一番大事なのは
働き方改革×チームビルディング
働き方改革はチームビルディングで実現!
人が活きて業績があがる本当の働き方改革を広める
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。
昨日は業団体の働き方改革セミナーに参加してきました。
業団体ですが、全国区の団体でどちらかというと大企業が中心です。
業界特有のケース事例の情報収集のために参加しました。
今回の事例発表も大企業3社によるものでした。
大企業といえば働き方改革関連法が待ったなしでスタートしているので、そのあたりが地域コンサルタントである中小企業にも有効だろうという思惑があったと思われます。
冒頭は、働き方改革の目的=生産性向上とか、働き方改革関連法の紹介、当業界での進め方のヒントなどがあり、その後が事例共有でした。
冒頭の一般論は知っていることばかりでしたので、あまり、これと言って得るところはなかったのですが、事例共有については、各社工夫しながら進められてきたこと、その事例を惜しげもなく共有していること、資料作成にも時間をかけたであろうことが伝わってきて、ありがたい気持ちになりました。
その一方で、途中から寂しい(というのが正しい言語化かどうかわかりませんが)気持ちになってきてしまいました。
事例共有はあくまでもその企業での成功事例、取り組み事例であって、参加企業にとってはそのままやってもうまくいきませんよ※ ということがわかっているから ということもあると思うのですが、それだけではない感じです。
※会社や組織の構成員がかわれば、それは違う会社・組織なので、有効な施策は別物になるから
しばらくその理由を考えていたのですが、はっきりとはしないものの、たどり着いたのは ヒト の存在です。
働き方改革の施策事例はあくまでも手段であって、その目的が何か ということが大事です。
セミナーの内容、資料の中にあまり ヒト の存在を感じられなかったのです。
生産性向上 と言えば、人件費 の話。
制度の話し と言えば、長時間労働、育児、介護、に関する制度の話。
インセンティブ手当などもありましたが、その各種制度でどれくらいの社員さんがやる気になっているのだろうと。
なんとなく ヒト が画一的に捉えられているような。
高校物理で物事を単純化するために物質の質量がない と仮定して考えるような感じというか。わかりにくいですね(^^;)
でも、実際の働き方改革を進めていく現場では、日々、生臭いやりとりが起きていますし、そう単純化された世界のようには語れないと思うんですよね。
もちろん、ある会社さんでは、働きがい というワードが出てきて、社員さんにヒアリングを重ねられたりしていました。
おそらくその現場では生々しいやりとりがあるのだと思います。そんな話が聞きたかったのは、この手の話題に慣れすぎているからですかね(苦笑)
もちろん、大手企業ですから、ヒト、一人ひとりにフォーカスしている余裕もないでしょうし、しなくても済んでいくのかもしれませんが、大手企業でも部署やグループ単位になれば、本質的には中小企業と変わらないはずです。
キャリアや平等であるべき という点においては、中小企業よりは厳格だとは思いますが。
ヒトって数ある経営リソースの中で、一番大事だと思っています。
その人を活かすも殺すもマネジメント次第だと思います。
そこに触れずに単なる人件費として生産性を語ったり、施策を打てばみんなのモチベーションが上がるというような画一的な紹介が納得いかなかったのかもしれません。
多様性が言われる現代だからこそ、多様な社員が力を発揮できる会社が業績があがっていくと思いますし、そういう会社づくりをすることがこれからの経営者に求められるのだと思います。
そして、それが社員にとっても働きがいにつながるのです。
セミナー等で私がお話しさせていただく機会を得た時にはこういうことをお伝えしているのですが、なかなか単発のセミナーではそちらに舵をきっていただくことは難しいなと感じています。
そこで、決心しました。動きます。
内容は近いうちにご案内できると思います。
(楽しみではないかもしれませんので、お楽しみに とは言いません^^; )
それでは、今日はこの辺で。
最後までお読みくださりありがとうございます。