日常に潜むリスク

働き方改革×チームビルディング

働き方改革はチームビルディングで実現!

人が活きて業績があがる本当の働き方改革を広める
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。

 

先週末はチームビルディングを学んでいる仲間たちとの1泊2日の合宿に参加してきました。

今回のテーマは「障がい者雇用とチームビルディング」

内容としては、
・自主企画での、仲間が学んできたゲームの共有会、
・障がい者雇用に関わっておられるメンバーからの講習、
・日本ブラインドサッカー協会のインストラクターと選手の方にお越しいただいての研修
がありました。

学び以外でも、懇親会やサッカー観戦、アワードの表彰などもあり、大変充実した2日間でした。

 

今回の合宿では、「伝える」と「伝わる」ということが、自分の中では共通のキーワードだったように感じました。

ゲーム共有会では、チームの中での 情報の偏り、筆談だけや目をつぶるなどのコミュニケーション手段の制約がある状態での目的達成の難しさ を体感し、

障がい者雇用の講習では、ゲームでの制約が標準であるという組織のあり方や目標達成について学び、

ブラインドサッカーでは、視覚が無い中でのコミュニケーションの難しさ を体験しました。

 

視覚が無い状態の人に、言葉だけで伝えるのはかなりの困難がありました。

同じ言葉なのに捉え方がまちまちで、思うような行動をとってもらえないということが多々ありました。

そして、目隠しをとって行うとあっという間に解決します。

目的を理解することは大切ですが、目的を達するまでのプロセスや達成した状態を皆が同じ映像で観えていることが大切なんだなぁと改めて感じました。

自分の言葉だけで一方的に文章で伝える ということには限界がある ということを留意しようと思います。

一方で、伝えられる側も待っているだけではなく、何らかの反応や推測からの行動をすることで次のコミュニケーションを生むことができ、目標達成に近づくことも体験しました。

やはり双方でコミュニケーションを完結させるようなアクションを起こすことが大事なのだと思います。

 

声かけについても、いくつか気づきがありました。

目隠ししている状態では不安が大きく、手をたたいて場所を知らせる という無機質なコミュニケーションよりは、名前を呼ぶ、声を掛ける といったことの方が安心感がありました。

また、そのままで大丈夫 というような声かけは安心して任せられる という気になりましたが、ガイド役(上司役)がちょっと迷ったときや間違ったときに、そのまま不安なことを声に出すとものすごく不安になりました。

組織では上司だけが目的やビジョンを理解していて、部下はついていっているだけ ということが往々にしてありますが、そこでも目的やビジョンを理解しておくことが大切だと思いました。

また、どうしても上司にしか未来が見えていない事業などでは、部下が不安になるので、承認や声かけ、上司の自信ある振る舞い(本当は不安でも)が大切であることを留意していこうと思います。

 

今回はいろいろな制約を設けた中での体験でした。

多くの気づきはあるのですが、一般的には日常とはちょっと違う状況なので特別な感じがします。

ですから、日常とは違って身構えて取り組んでいる感じです。

 

しかし、このようなことは特別ではなく、日常にも起きています。

その一つが、効き脳です。

効き脳は思考のクセの違いを表すものです。

効き脳の説明はこちらを参考に

クセというくらいですから、無意識な違いです。

極端に言うと、放っておけば4通りの解釈で物事がすすむということになります。

結果、先述のようなコミュニケーションの困難さが生まれます。

何気ない毎日にこういうリスクが潜んでいる ということに気づいているかどうか、意識してとりくんでいけるかどうか、その辺りが成果を上げるうえでは大事なことになると思います。

ジェンダーとか、女性活躍とか、国籍とか、そういった大げさなことでなく、なんということのないところでも一人ひとりが違うということ。

違いが個性に、強みに。

そうなれば、障がい者の雇用もあたり前になるのではと思います。

そんなことを当たり前にできる社会になるために、チームビルディングを広めていきたいと思います。

 

余談ですが、このチームビルディングのコミュニティの世界観はジャイアントキリングという漫画です。アワードでは、5人のキャラクターが投票で選ばれるのですが、なんと漫画の主役である達海賞をいただきました。とても光栄ですし、賞に恥じないように頑張っていきたいと思います。

チームビルディングがあたり前の世の中に!

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。