忘年会スルーする?

働き方改革×チームビルディング

働き方改革はチームビルディングで実現!

人が活きて業績があがる本当の働き方改革を広める
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。

 

忘年会シーズンですね。

巷では「忘年会スルー」なる言葉が流行っているようで、先日の夜のニュースでは、「社長が幹事をやる」とか、「会社が費用を半額負担する」とか、「お昼に会社の食堂でやる」などといった、各社の工夫が紹介されていました。

弊社では、
・昨年までは社長(私)が幹事
・全額会社負担
・金曜日の夜に1泊でやりますが、遊園地が隣にあるので金曜日は朝から出かけてていっても可(就業扱い)
です。

さらに、忘年会のあと、施設内にある回らない寿司屋食べ放題会社持ち、締めのラーメン会社持ち、50歳以上はマッサージも可、小さな子供のいる母社員は子供連れ可、などなど。

そのおかげもあってか、全員参加となっています(苦笑)

といっても、全員が100%楽しみにしているとは思ってもいません。

特に泊りでの会には抵抗がある社員もいると思います。

それでも、会の主旨にそれなりに理解を示して、参加するという選択をしてくれているものと思っています。

会の主旨といっても、たいそうなものではなく、1年間の慰労と感謝 だけですけどね。

 

忘年会があった方がいいか、無い方がいいか。

忘年会スルー する人たちの意見としては、仕事時間以外でまで会社の人と話ししたくない とか、上司の説教がうざったい とか、楽しくないから時間とお金がもったいない などといったところのようです。

気持ちもわからないでもない という感じです。

一方、上司も普段がまんしているから、お酒が入るとついつい、説教やら自慢話やらしたくなってしまうのでしょうね。

自分も気をつけよう と思います(^^;)

 

推察するに、こういう会社は忘年会だけでなく、日常の仕事でもこんな感じのコミュニケーションなんではないかと思います。

とすると、
・上司とのホウレンソウは最低限に
・仕事の目的はよくわかっていない
・なるべく仕事が増えないように見て見ぬふり
というようなことが起こっているかもしれません。

その原因は、好き嫌いだったり、毎日忙しすぎるからかもしれません。

 

チームとして仕事をするには、コミュニケーションが必要です。

成果を上げるためには、みなさんが想像している以上のコミュニケーションの頻度と量が必要です。
(これを体感していただくために仮想体験ゲームをしていただいています)

しかし、働き方改革や効率化の名のもとにその機会がどんどん減っています。

そうすると、ちょっとしたことでは声かけしずらかったり、その結果、大事なことが伝わらないばかりか、ちょっとしたすれ違いから疑心暗鬼を生じたりして、ますますコミュニケーションが取れなくなっていきます。

そんな状態で働き方改革とか新しい取組みをしようと思っても、そんな余裕ありません という感じになってしまいます。

 

7つの習慣の中で「刃を研ぐ」というのがあります。

何時間も必死で木を切り倒そうとしている人に「少し休んでノコギリの刃を研いだらどうです?」と言うと「切るのに忙しくてそんな時間あるもんか」というくだりです。

まさにそんな感じになっているのではないかな と思うのです。

会社では一人で仕事をしているわけではないので、「刃を研ぐ」ためにメンバーでコミュニケーションを取る必要があります。

もちろん、コミュニケーションは双方向の情報のやりとりですから、一方的に声の大きい人だけが話す会議や、言いたいことが言えない雰囲気の会議などは無駄でしかありません。

そうならないために、会議のグランドルールを設ける とか、コーチングの手法を学ぶ とか、そういったことが必要になりますね。

 

さて、忘年会。

私個人的には、先輩の話を聞くのは好きでした。

それで、その人の思いを知ったり、組織の歴史を知ったりして関係性が深まったと思います。

ただ、一方的に自慢話されたり、説教されたりした先輩には近寄りませんでしたね。

ということで、忘年会が貴重なコミュニケーションの機会とするならば、上司としては会社のビジョンを語ったり、自分の思いを語ったりするのは良いと思います。

一方で、部下の思いを聴くということも必要ですね。

どんなことを大事にしてるのか、将来どうなりたいのか、そんな話ができるといいと思います。

ということは、忘年会でもグランドルールが必要か(苦笑)

まあ、忘年会でやらなくてもいいのですが。

弊社の場合は毎月の面談で話したり聴いたりしているので、忘年会では飲んで騒ぐだけです(苦笑)

もちろん、ハラスメントはご法度です。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。