風通しのよい会社にするには

働き方改革はチームビルディングで実現!

今いる社員がそれぞれの強みを発揮して
ビジョンを実現する強い組織づくりをすすめる
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。

 

先週金曜日は弊社給与支給日でした。

毎月の如く、社員との面談もやりました。

毎月社員全員との面談をしていますが、必ずしも1日で全員とできるわけではありません。

ひとまず、9名との面談ができました。

 

一人当たり短ければ5分、長くて30分くらいです。

「このひと月はどうでした?」からスタートします。

毎月実施しているので、「特に変わったことはないですね」ということで5分程度で終わる場合もあります。

それでも、できるだけ問いかけるようにしています。

「このひと月はどう?」と問うことで、ひと月の間に実施した業務とか、完了したこととか、滞ってることとか、振り返る時間としています。

目の前の、日々の業務に追われていると、何もなかった1カ月のように感じてしまっていますので、改めて問うて振り返ることで、できたこと、できなかったことが明確になります。

出来たことについては、意外にいろんなことが完了したな とか、結構いろんなことやりましたね という言葉を発する場合があり、達成感とか自己肯定感を高めることに繋がっていると思います。

 

それでも「あまりありませんね」というようなレスポンスが返ってくることもあるのですが、その場合には、弊社では業務管理にチャットワークを使用しており、業務の進捗や、お客様とのやりとりの結果や、困ったことなどを全社員で共有していますので、そんな情報をもとに「この業務は納品だったよね」というような情報を振ってみます。

そうすると、そこから「あー、そうですね。納品直前はこんな大変なことがありました」というように展開していきます。

大変だったことや、業務の状況について、詳しく話してくれます。

業務管理は私の仕事ではないので、「詳しい話は○○リーダーに話しておいてくれればいいよ」と言えば済むのかもしれませんが、話し終えた表情はたいてい明るいので、聴いてほしいのですね。

好きなだけ話してもらってます。

 

できなかったことや、チャットワークで困っている情報や、報告の雰囲気が何かおかしいと感じる時、他者との面談からの心配事などがあるときは、そういうネタを振ってみます。

自身で解決できそうか、何か相談できずに困っていないか、そんなことをコーチングしながら確認していきます。

障害となっていることを取り除いて、問題解決の一歩を決められるサポートをしています。

 

振返ってみると、ほとんどの面談では聴いているだけですね。

コーチングやフィードバックするようなケースは少ない感じです。

おそらく、チャットワークなどを通じた情報共有ができていることや、私のところに来る前に問題解決されている(相談しやすい雰囲気)などが要因かなと思います。

昨年から、私とだけでなく、社員同士でフィードバックするクロス面談を毎月実施しているのも風通しが良くなることに寄与していると感じています。

 

風通しのよい会社にしたい と言われる社長も多いです。

コミュニケーションが活発な会社だと、隠れている問題が明らかになったり、意思決定が早くなるなど、経営にメリットがあると感じられているからだと思います。

人は自分の見えている範囲、知っている範囲で判断しようとします(限定合理性)。

それが、コミュニケーションがうまくいかない原因なので、コミュニケーションをスムーズにするには、視座を高くしたり、視野を広げたりして、お互いの見えている範囲を広げていくようなことが必要です。

そのために、一つ上位の目的を考えたり、相手の背景まで考える対話が重要だったりするのですが、それを可能にするのは、そのような「場」「機会」を設けることと、その「頻度」を増やすことしかないと思います。

運動会や親睦会などのイベントを行うことで、いつもと違う面がみられるという効果がありますので、そういったこともいいと思います。

 

ただ、それっきりでは効果はありません。

頻度が増えることで、親近感がわき、信頼関係ができ、コミュニケーションが活発になっていきます。

その結果、風通しのよい組織、会社になっていくことができます。

しかし、残念なことに、放っておくとコミュニケーションは減っていくのです。

人に関わるのは面倒なのですね。

特に、日々の業務に追われていると、人に構っている余裕はありません。

自分の思い通りに動かない人は面倒なのです。ただでさえ忙しいのだから、余計にかかわろうとしません。

そうやってコミュニケーションが減っていき、風通しの悪い組織になってしまうのです。

 

風通しの良い会社にするには、一見、非合理的で面倒なことを継続していかなければいけないのです。

なので、私は毎月面談をする と決めています。意志が弱いので(汗)

 

ちなみに、風通しのよい、業績のあがる会社にする原理原則を学ぶ社長勉強会についてプレセミナーを開催します。

参加していただいた方には、私がやってきた面談について、チームビルディングで学んだことと絡めながら整理した小冊子を差し上げます。お伝えしたいことをまとめたらPDFで60ページになってしまいましたが、すっと読めると思います(苦笑)

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。