目標達成のプロセスはどちら?
働き方改革はチームビルディングで実現!
今いる社員がそれぞれの強みを発揮して
ビジョンを実現する強い組織づくりをすすめる
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。
先々回に目的目標の設定について書きました。
では、設定した目標をどのように実現していくのか というのが次のテーマになるわけですが、PDCAをしっかり回す というのが基本になると思います。
その頻度はどれくらい とか、目標そのものを1か月後には社員は忘れている とか、そういうこともあるのですが、今回は、少し違う視点で書いてみようと思います。
個人的なキャリアの目指し方 という観点で、自分の目標実現のプロセスとして、「山登り型」と「川下り型」と言われることがあります。
ものすごく簡単に説明すると(私の理解では)、
「山登り型」は山頂を目標として、そこに向かってすすんでいくやり方。
「川下り型」は川の流れに身を委ねるやり方。
となります。
これを会社にあてはめて考えると、基本的には目標を設定してそれを達成するように活動していきますから、「山登り型」になるような気がします。
山頂へのルートとして、マイルストーンを決めて、一つ一つ達成していくためにPDCAを回してそのルートを登っていくスタイルが一般的です。
ですが、個人的には、今のような未来が不明瞭な時代には、決まったルートを通ることが難しい、さらには決まったルートを通ることが必ずしも最善ではない と考えていますので、「山登り型」は適していないように思います。
「山登り」はルート変更がしづらいイメージです。
今のルートの執着してしまう恐れもあります。
さらに「山登り」というイメージだと、早く山頂に登りたいと思って、意識が常に目標に行ってしまい、「今、ここ」がおろそかになる気がします。
その結果、「今」の判断を見誤ってしまうのではないかと。
もちろん、3年ごとに山を見直したり、ルートを見直したりすることは可能ですが、変化の激しい時代には合わない気がしています。
では、「川下り型」か というところですが、「川下り型」は川の流れに身をゆだねるので、目標がはっきりしません。
行き当たりばったりになってしまいそうです。
キャリアの観点では、自分の将来が決まらない人、決まってない人が、決められないことに悩むよりは日々、目の前のことに集中して仕事をすすむやり方 として考えられています。
実際に、こちらの「型」の人の方が多いそうです。
しかし、会社経営において行き当たりばったりはちょっとまずいような気がします。
ですので、私の個人的な考え方は、目的地(理念やミッション、ビジョン、単年の数値目標、必要なリソースなど、細かさはそれぞれあります)は決めておきますが、ルートは決めません。
目的地を決めた後は、日々に集中します。
そして、やったこと、できたこと、改善すること、次にやること、などなど を振り返ります。
目の前のことに集中しながら、分岐点で行先を選択するときに目的地を意識しているかいないか で選ぶ方が変わってくると思っているからです。
それを続けていたら、結果的に目的地にたどり着いている というのが理想です。
もしかしたら、年度初めに描いていた目的地と違うところについているかもしれませんが、おそらく、たどり着くべき場所にたどり着いているのだと思います。
まあ、「山登り型」「川下り型」というのはイメージで、この2つしかないわけではありません。
この間のグラデーションはいくらでもあるわけで、みなさんのイメージしやすいのでいいと思います。
大事なのは、未来は「今」の結果なので、「今」に意識を向けることと、結果としての未来にどうなっていたいか を執着することなくイメージしておくことかなと思っています。
わかったようなわからないような・・・ですみません(^^;)
それでは、今日はこの辺で。
最後までお読みくださりありがとうございます。