話のわからない人とは

働き方改革はチームビルディングで実現!

経営者自身のアライメントと組織のアライメントを整えることで
自然に業績があがる会社にする
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。

 

先日、台風14号の大雨の中、車で走っているとフロントウインドウの撥水コーティングが薄れているのに気づきました。

今は、ディーラーでの点検時についでにやってもらっているのですが、若かりしころは自分で洗車したあとに撥水コーティングをえっちらやっていたなぁ ということを思い出しました。

ウインドウの汚れを徹底的にきれいにして、しっかり塗り込む ということをやっていましたが、神経質なくらいだったように思います。

ただ、普段の私はあまり神経質ではないし、きれい好きできちんと整理整頓している という性格ではないのですが、ときどき、そういうことがありました。(過去形なのは今はほとんどそういうことはなくなっているからです(苦笑))

B型(血液型)のあるケースだけの気まぐれなこだわり かなぁとか思っていましたが、血液型でくくるのは科学的でないし、なんでかなぁ と考えてみると、損したくない、無駄にしたくない という感情が働いでいるんじゃないかと思いました。

ガラスコーティングの例でいえば、同じ作業量なら長持ちしたほうが無駄がない という感じです。

無駄がないほうが効率的だし、長持ちした分、費用対効果が高くなるし、結果的にほかのことに時間を使えたり、いいことが多いと考えていました。

 

そんな感覚は仕事のコミュニケーションでも同じでした。

なるべく端的に伝えた方がいい、感情は必要ない、1回でわかってくれ という感じです。

エンジニアだったので、報告書はA4 1枚でまとめる というのが基本でしたし、これも私の感覚が正しい ということの後押しになっていました。

上司や同僚、部下とのコミュニケーションを考えると、結果的にうまくいっていたケースといかないケースがありましたが、うまくいかなかった場合、話のわかんない人だな というレッテルを貼っていたと思います。

いやなやつですよね。

今思えば、コミュニケーションがうまくいったかどうかは、効き脳の影響があったんだろう ということは簡単に推察されます。
※効き脳とはこちらを参照ください。

私の効き脳は、A(理論・理性脳)68、D(冒険・創造脳)65の二重優勢です。

どちらかというと、A優位なので、論理的、合理的に考えることが得意です。

つまり、エンジニア時代の表現方法というのは私の得意な方法=素のままでいい という状況です。

私が自然とやっていることをエンジニアとして求められているので自分が正しい、できない人は間違っている という感覚になっていたのですね。

自分はたまたま強みを活かせていただけに過ぎず、逆にそうでない人にとっては努力してそれを達成しようとしていたにもかかわらず、自分のやり方を通すだけ。う~ん、恥ずかしいです。

 

仕事をする ということは複数人でやっていくことがほとんどです。

自分が正しい という感覚でいると、他人に合わせることは非効率なような気がします。

しかし、そういう前提でのコミュニケーションでは相互の理解不足、仕事のゴールの共有不足、さらには、わからないことを質問できないなどのコミュニケーション機能不全 を起こしたりして、かえって非効率になります。

お互いの特性を理解して「伝える」を「伝わる」にできるようにすることが効率を上げる=生産性をあげることになります。

その時に、お互いの効き脳を知っておくと、無用な怒りやイライラを小さくすることができます。

効き脳は、右利き、左利き と同じように、単なる特性であり、優劣はありません。

自分と違う意見や考え方や思考プロセスに出会ったときに、なんで私と違うんだ ではなく、こういう思考特性だからこういう考え方になるのかな と考えることができます。

そうすることで相手の背景などを考えながら話し合いをすることができ、建設的にすすめることができます。これがつまり、「対話」になるのですね。

と書いてはいますが、先日、自分が面談しているところを録画して観る という機会がありました。

相手の感情表現を拾うのが全然できてない ということを痛感しました。

わかっていてもなかなかできるものではありません(汗)

それでも、自分の苦手を知っている ということは大事です。

 

結局のところ、正しいかどうか とは、ある環境のルール下での判断でしかなく、そこを外れれば一人ひとりになり、一人ひとりに良い悪いはないんですよね。

そして、究極的には、一人ひとりがありのままで仕事をすればいい というルールになれば、正しいかどうか とか、評価がいらなくなるんだけどな と思う今日この頃です。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。