変化はやっぱり怖い
目指す未来は自働経営で実現!
社員が自立的にやりがいをもって働いて、社長が本来の仕事をすることで可能になる、
持続的経営=自働経営 の実現をサポートする
自働経営ナビゲーターの梶川です。
4月になって弊社の組織に 経営企画室 なるものを設置しました。
私を含め6名のメンバーですが、全員掛け持ちです。
まあ、名称は何でもいいのですが、次世代経営チームです。
経営者と言えども万能ではありませんので、チームで経営していけることを目指しての設置です。
実際どうなるかわかりませんので、個人的には実験の意味合いも大きいです。
そのメンバーたちに、先週の記事に書いたようなことを話してみました。
反応は、概ね良好だったと感じました。
以前から方針としては一貫しているので、そう反対することはないでしょう。
ただ、売上目標をなぜ達成しなければいけないのか、という問いには、
会社の継続
会社が継続しないとみんなは困るのか という問いには、
・・・
というようなやり取りはありました。
実際、会社が継続しないと私は困ります。
借入金はありますし、連帯保証もしていますから。
ただ、社員のみんなは転職するか、副業があれば困らないんじゃないの? と問うことで
なぜ梶川土木コンサルタントで働いているのか、梶川土木コンサルタントは何をする会社なのか、というようなことを話し合う時間がしばらくありました。
結論のようなものは出ていませんが、何のために働いているのかを少し考えるきっかけにはなったかなと思います。
そのうえで、私以外の5人のメンバーが昨年1年間で考えたビジョンの実現に向けての課題を話しているときに、言いたいことが言えてない という意見がありました。
売上目標を考えるともう少し頑張ってほしい社員がいて、外からはまだ余裕があるように見えるが、打診すると無理です と言われる。
もっとできるだろう と思うのだが、本人が無理というなら無理かもしれないし、無理強いできないし、、、、ということのようです。
そもそも目標は相互に共有できているか? ということはあるのですが、きちんと伝えることに怖さがあるとのことでした。
本人としては伝えたいんだけれども、感情的な言い合いになりそうな気がして、その結果、関係性が悪くなることが心配なんですね。怖さもあると思います。
しかし、チームとして成果を出そうと思ったらそれを乗り越えることが必要です。
タックマンモデルでの嵐を超えていかないといけないからです。
このことは当社でチームビルディングに取り組み始めたことから何度も伝えていますし、理解はしています。
小さい谷は何度もくぐった経験もあるはずです。
が、怖いんですね。
共通の目的に向かって、しくみややり方などの構造を変える話をすればそれほど怖くないはずなんですが、おそらくそれでは解決しない と感じていて、だからメンタルモデルの話になりそうな予感がしているんだと思います。
メンタルモデルの話し合いになれば、お互い嫌な気分になりますから、それが怖いのでしょう。
自分が相手を変えよう と潜在的に思っていることも影響しているかもしれません。
自分の予想に反した態度、行動に出られることが怖いということもあると思います。
もしかしたら自分が変わらなければいけないことに抵抗しているのかもしれません。
企画室のメンバーには、このままでだましだましの未来と、いろいろあるかもしれないけど望む未来に向かっていくことと、どっちがいい? と考えてもらいました。
結果、この件については、自分たちが作ったビジョンを見返すことで方向性が見えました。
当の本人も 光が見えた ということで良かったと思います。
結局、人と組織の複雑な問題は予測不可能です。
何かに執着しているから恐怖が生まれるので、結果を手放して起きたことに向き合うしかないと思います。
自分たちが目指すもの に向かって誠実に話し合う ということです。
望む未来が利己的でなければ、起きる変化はいいことしかない と最近は感じています。
それでは、今日はこの辺で。
最後までお読みくださりありがとうございます。