強みの発揮が想像を超える

最速で成果があがり、持続可能な経営=自働経営® の実現をサポートする
自働経営®ナビゲーターの梶川です。

 

弊社(梶川土木コンサルタント)で、新しい事業を始めました。

電力小売りの媒介サービス事業です。

その名も「どぼくからでんき」

詳細はリンクのページをご覧いただきたいのですが、なぜこの事業を始めたかというと、

一つには、自分たちの仕事=土木の測量・設計は、かつては高度経済成長の下支えとして、現在は人々の安全安心を守るため として、社会インフラを新設・維持管理する大事な役割である でありながら、一方では地球(自然)にダメージを与えることで成立している という矛盾をここのところずーっと考えていたからです。

人の命は尊いです。ですから、それを守ることに異は唱えませんが、そのために山を切り開いたり、樹木を切り倒したり、していることを何とかできないか と思っていました。

植林や寄付ということも選択肢としてありましたが、私たちだからできる社会貢献がないか とアンテナを張っていた時に出会ったのが、この電力小売りの地域プレーヤーという事業です。

「どぼくからでんき」では、CO2フリー電力を提供することができます。

私たちの事業で負荷をかけた自然に対して、系としてみたときに若干ながら負荷をさげることに貢献できるのではないかと考えました。

さらに、得た媒介手数料を原資として、地域の安全安心を守る活動や将来の土木エンジニアのための出前授業を行うなどの地域貢献を考えています。

 

また、この地域の経営者の知り合いにはトヨタ系の協力会社も多くいます。

今、カーボンニュートラルが騒がれている中で、PPAという手法で太陽光パネルを自己負担なく設置する選択が流行っています。

自己負担がないとはいえ、工場の移転や縮小などがあったときなど物理的なものの設置が障害になることも考えられますし、負担なくカーボンニュートラルが実現できる選択肢を提供できることが同じ経営者として手助けになるのではないかと思っています。

太陽光パネルの製造や耐用年数後の廃棄についても環境負荷が高いですし。

そもそも、車も社会インフラの整備によって活躍できるわけであり、そういう点で、ご賛同いただけると嬉しく思います。

 

賛同者が多ければ多いほど、私たちが地域貢献できる原資が増え、より多くの地域への恩返しができる という構図です。

下世話な話ですが、弊社がそれほど儲かるということではありません。が、先述の通り、長年考えてきた課題感がベースにあることで、とはいえ、私の独りよがりでは事はうまくすすみませんので、新規事業チームに提案してみたところ、了解が得られ今に至っています。

リリースするに際し、サイトに掲載する画像や私たちならでは地域貢献策、さらにはそもそのもサービス名をどうするかを決めなくてはなりません。

新規事業チーム ということもあり、効き脳でいえば、D,A,Cの中から中堅層以上のメンバーで構成していましたが、話しが拡がるようで、すすまない という状況が続いていました。

どちらかというとDが弱い と私が感じていたので、今年の新入社員でDが高く、デザインセンスのあるものを急遽チームに参画してもらうことにしました。

彼は会社のポロシャツやフリースを作った時にロゴを担当してくれた経歴があります。

彼の参画によって、話しが拡がり、若者の発想が混じり合うことで化学反応的にいろいろなアイデアが生まれました。

サービス名「どぼくからでんき」も彼の発案で、最終的にはメンバー総意で決まりました。

「どぼくからでんき」のサイトのトップ画は、だれかが「建設現場の柵にある感じの、子供たちの絵のイメージ」と言ったら、あれよあれよと話が進み、結果、社員の幼児に絵を描いてもらい、新入社員の彼がデザイン的にまとめる となりました。

挿絵画像と共に、1週間もかからずに完成したのには、私もびっくりです。

手前味噌ですが、いい雰囲気のサイトになったなぁと思っています。

私のイメージではあのサイトは作れないなぁと思うとともに、あらためて、得意な人に任せるのが一番だなと感じました。

実際、その時の話し合いでは、デザインやアイデアは効き脳Dが発端になりますが、どうやって形にするかの全体性や計画については効き脳Aが、ネームや画像が人に訴求できそうかどうかは効き脳Cが活躍していました。

これを専門的にはクリエイティブプロセスといいますが、そこには、役職とか立場とか関係なく、それぞれが強みを活かして参画しているだけ なのですが、だからこそ、『いいもの』をつくるためにコミットした『場』ができるのだと思います。

自分がすべてを知っているわけではないからこそ、見えないところは見えている人の意見を聞き、信じ、任せる。

お互いがそうやって関われるから、誰かの想像通りでないもの、想像以上のものができあがるのだという実感があります。

弊社の事業はどちらかといえば保守的です。そんなメンバーに新しいものを生み出すプロセスを体感し、外との関係性をもつ機会を提供できることも、この事業を始めた裏の目的でもあります。

どんな風に変化していくのか、先頭を走りながら楽しんで進めていこうと思います。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。