賞与を自分たちで決めよう 続報の続報

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自働経営®ナビゲーターの梶川です。

 

弊社では賞与を自分たちで決めることにしたので、その決め方を決める業績配分検討チームが動いていますが、その続報の続報です。

前回までに、
・これまでの額のレンジを5つの額にわける(例えば150万がマックスだとしたら、30万、60万、90万、120万、150万の5択にする)
・自己評価して、自分の欲しい額にエントリーする(全員に公開する)
・自己評価は指針は示すが細かい数値判断はなし(恣意的に自己評価すれば細かくしても意味はないから)
の大まかな案プラス、ある一定の枠で一人ひとりが票を持っていてそれを自分の力になってくれた人に投票する
ということをベースにすることを決めて、

今回はそれを掘り下げる会議をしました。

 

議論としては、若手と中堅以上で分かれた格好になりました。

若手は、面白い、

中堅以上は、乱暴すぎないか、

という感じです。

まあ、若手と中堅以上 というくくりも正しくない というか、たまたま今回のメンバーの特性上そうなった部分も大きいように思いますが、便宜上、そう表現しています。

しばらく平行線の議論でしたが、論点としては、
・お金のことだからシビア
・不確定要因が大きすぎる
・みんなが同じ額をもらったら原資の関係で、これまで多くもらっていた人(=だいたい上位の人)が減るのではないか
ということで、減るリスクの大きい中堅以上社員があまり納得できず、増える機会となりやすい(と中堅以上が考えている)若手が賛同しているのではないか という感じです。

 

私が考えるに、よくわからないことは不安なんだ と思いました。

そこで、ひとまず新方法でどんなようになるかシミュレーション(いくつかのケースを検討)してみることになりました。

面白かったのは、中堅以上は、自分の評価で上位の選択をすることに不安があり、若手は自分のやったことに自信があれば堂々ともらえばいい と意見していたことです。

根底にはいろんなことがありそうですが、私としては、若手の意見が大勢になればいいな と思いました。

自分がやったことに自信があれば堂々ともらい、できてないと思えばそれなりな評価をし、次回に向けて頑張る というのが健全だと思うからです。

 

話し合いの中で、全員が最上の選択ができないように、例えば役割の小さな新入社員や年次の浅い社員は下2位までしか選択できないようなルールにしてはどうか というようなことが話し合われました。

一見、もっともなようで、しばらくみんなで話し合っていましたが、私が口を挟ましてもらいました。

小さい会社で、みんなが何をやっているかわかるような会社だからできることとして、ですが、、、

さきほどの若手の意見につながることとして、自分のやっていることを自分できちんと評価できるようになる、そして、他の人のやっていることを尊重しながらきちんと見る、そうすることで、自分のやっていることを客観的に評価できるようになる。

だから、できていることを理解し、できていないことがわかり、自分が今後どうしていけばいいかわかるようになる。

そんな人たちであってほしいし、すでにできるはずだと思う と。

お金は大事だけれども、だからこそ、それをどうするか という思いも大切だから、小手先の多い少ないの議論ではなく、どんなことを実現したいか ということを大事に議論して欲しい と。

 

とはいえ、わからないことへの不安もあるし、チームメンバー以外の社員への説明もあるので、ひとまずシミュレーションしつつ、また、中堅以上にもチャレンジングなレンジを設定すること、さらに自己評価の指標についてまとめていくこととなりました。

日程的には冬の賞与には厳しい感じになってきましたが、ここからスパートです。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。