複雑な問題を生産性高く解くチームとは

最速で成果があがり、持続可能な経営=自働経営® の実現をサポートする
自働経営®ナビゲーターの梶川です。

 

先週末はチームビルダーの仲間と共に沖縄で合宿でした。

今回の大きなテーマはNLP。

NLPとは、Neuro Linguistic Programming(神経言語プログラミング)の頭文字をとったもので、人は常に五感(神経)を通じてさまざまな情報を受け取っており、その情報をことばによって意味づけし、行動や感情、思考などを決定する脳のプログラムがつくられる と考えています。

それを用いて、問題解決しどうなりたいのかを実現すること に活かしていく手法について、みっちり学びました。

自分としては、コンサルティングの中での時間軸の扱い方について大きな学びがありました。

今後に活かしていきたいと思っています。

 

さて、それで今日お伝えしようと思うのはそのことではなく、もう一つ合宿の中で体験した、脱出ゲームについてです。

脱出ゲームは10人程度で1チームとなり、制限時間内に課題を解くゲームです。

今回、3チームで実施し、私が属したチームだけが正解できた という体験がありました。

課題を解くにはチームビルディングが必要です。

しかし、チームビルダーが集まっても必ずしも解決できない というところに、チームビルディングの難しさがあると思います。

ゲームとしては、大きな課題を解くのに、小さなタスクをいくつか解く必要があり、また、そのために点在している情報を収集する必要があり、やらなければいけないことがたくさんあります。

制限時間もありますから、その中で正解するためにどうするか が各チームに問われます。

終わってみても感想シェアタイムででてきたコメントでは、

正解したチームでは、
・役割分担がうまくいった
・途中で情報整理を途中で一回おこなったことで、みなの現状把握が一致できた
・(他チームからみたときに)チームで問題を解こうとしているのが伝わってきた
というようなことがあり、

正解しなかったチームでは、
・それぞれが問題解決に走ってしまい、意思を共有できなかった
・こうしたほうがいい と思っても口にできなかった
・最後の確認チェックを怠った
というようなことがありました。

私は正解したチームにいたので、個人的な感想を付け加えると、
・役割分担 という意味には、それぞれが一番得意なことをした。周りもそれをわかっているので安心して任せた。だから、自分ができることをやった と皆が思っていました。
・その役割には、問題を解く人、サポートする人、盛り上げる人、全体を把握する人、メンバー間を調整する人、など、いろいろな役割があったと思います。ただ、始まる前に必要な役割をすべて洗い出しているわけでなく、必要なことを随時、必要だと思った人が付加していった
・必要だと思った人が必要だと思ったことを、遠慮なくそのタイミングで皆に問いかけた。
・各自がバラバラに動くことになるので、必要なタイミングで情報共有を行い、今チームにとって必要なこと、今後の方向性などを共有することで、あらためて各メンバーが自立的に動くことができた。
ということを思いました。

これを自分なりに整理すると、
制限時間内に正解すること=複雑な問題を生産性高く解決するには、、、
・誰かが司令塔になっていては時間がかかるし、司令塔がすべてを判断できるとはいえない とすれば、自律分散型のチームにならざるを得ない。
・自律分散型で機能的に動くためには、自己組織化がポイントになると思うが、そのためには各自の役割分担をお互いに理解していることと、必要な情報に必要なときにアクセスできること だと思う。
・そして役割分担はそれぞれの得意、強み、やりたいこと で分担する方がいい。
・あらかじめすべてを決めておくことは不可能なので、やりながら変化する。その時に、メンバーが対等であることで変化の柔軟性が担保される。
ということだと思いました。

普段から学んでいることですが、やってみることで、できていること、できていないこと を理解し、あらたな学びにつながったと思います。

私はこういうゲームは大好きなので、ついつい問題解決に走ってしまいますが、今回はメンバーのおかげでそこに集中させてもらえたことで楽しくやることができました。

つくづく一人では問題は解決できないな と思いました。

この脱出ゲーム、ご興味があれば提供できますので、遠慮なくお声かけください。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。