2023 年頭所感がありません

最速で成果があがり、持続可能な経営=自働経営® の実現をサポートする
自働経営®ナビゲーターの梶川です。
遅まきながら、あけましておめでとうございます。
2023年、最初の投稿となります。
一般的には、新年にあたっての思いや、やりたいことなどを書くのでしょうが、今回は年末の私の失敗を書きたいと思います。
弊社は昨年からティール組織にすると社内に宣言して、新たな仕組みを導入したり、既存の取り組みを廃止したりしてきました。
ティール組織にもグラデーションがあるので、弊社の取り組みが一般的かどうかはわかりませんが、ティール組織の特徴的なしくみに、「提案・助言プロセス」があります。
これは、やりたいことがある人がやることを決めていい というティール組織ならでは意思決定について、その前に、必要な人、知識のある人、関係のある人 に事前に助言を求めること という仕組みです。
そのうえで、求めた助言を考慮しながら、もともとの提案者が最終的に決めていい というものなので、助言を求めた全員から反対されても、やりたければやっていい ということになります。
身近なことでいえば、このプロセスを入れてから、弊社には稟議がなくなったので、私が稟議書を見て判断することがなくなり、ストレスがかなり減りました。
もちろんそのためには、必要な人が判断できるように、経費情報を公開している必要があります。
前置きが長くなりましたが、今回の私の失敗は、そのシステムについてです。
これまでは新年の初めに、全員が集まって出初式のようなことを行っておりました。
ティール組織になるにあたって、会社として出初式をやるかどうか、どうしようかな と思っているときに、総務担当社員とその話になり、
初日の1/4はすでに有給休暇を予定している人が何人かおり、だったら、有給休暇取得促進の意味も含めて1/5に、オンラインも検討しつつやりますか ということになりました。
そして、特にアナウンスすることもなく、社内グループウェアのスケジュールに追加しておいたのです。
そして、年末が近づいたある日、ある社員から、なぜ出初式が1/5なのか、初日は1/4だから1/4ではないのか という質問があがりました。
私が決めていたので、そう決めた経緯や思いについて話をし、そのうえで、他の人も含めて意見を聞きました。
すると、スケジュールがそうなっていたから、1/4は休みにした。1/4にするなら初めからそういう予定にした という意見や、
やはり1/4にすべきではないか とか、決めたときのアナウンスされていれば問題なかった とか、いろいろな意見をもらいました。
結果的に私が考えたのは、提案・助言プロセスに則らなかったことが問題だったな ということです。
もちろん、決めたときにみなにアナウンスしていれば問題なかったと思いますが、私が決めるにしてもしくみに沿って運営することが重要であり、その意味でプロセスを大事にすべきだったと思いました。
ついつい、これまでの慣習と、組織はフラットだといいつつもこれまでの社長の感じが出てしまい、大いに反省した次第です。
皆にはこのことを伝えて謝罪するとともに、あらためて提案・助言プロセスに提案し、結果的に1/4に対面とオンラインのハイブリッドで開催しました。
そしてその場で、私の役割はティールの場をホールドすることであり、あらためてそのことを大事にすすめていくということを宣言しました。
尚、最初の年頭の思いややりたいこと の話にもつながりますが、会社でも念頭にあたっての話はしませんでした。
SNSをみて、正月から多くの人が新年を迎えての思いややりたいことなどを宣言しているのを目にして触発されつつも、また、自分も毎年そうしてきましたが、今年は何か外に向かって宣言することが出てこないのです。
経営者であり、コンサルタントでもありますから、大きな思いをもって決意新たに今年を過ごしていくことがいいのでしょうが、個人的には、こんな年もあるよね と思っています。
強いてあるとすれば、自分を信じて自分の人生を生きていく ということをより思っています。
必要であれば、いろんなことが動き出すと思いますし、そうすれば、徐々に起動していくのではないでしょうか。
ということで、こんな私ですが、今年もよろしくお願いいたします。
それでは、今日はこの辺で。
最後までお読みくださりありがとうございます。