そこに愛はあるんか?

最速で成果があがり、持続可能な経営=自働経営® の実現をサポートする
自働経営®ナビゲーターの梶川です。

 

ご無沙汰しております。
先回の投稿から3ヶ月半も経ってしまいました。
日々、いろいろありますが、なかなか投稿したい感じにならず、久々の投稿です。

弊社の年度は1月からですが、業務の性格上1~3月は繁忙期で、4月になってやっと今年度のことを始められます。

今年も4/21に全社会を開催し、今年度がキックオフしたような感じです。

全社会では脱出ゲームというイベントを間に挟みながら、昨年度の振り返りと今年の方針について話しました。

が、今回の投稿はそのことではありません。

 

弊社に経営企画室なるのものを設置しましたが、あまりうまくいかず(これは私のせいですが)、1年で取りやめました。
詳しくはこちらをご覧ください。

その、経営企画室の打ち上げをしようと言っていたのですが、コロナのこともあり、なかなか開催できませんでした。

やっと先日その打ち上げを開催できたのですが、その中でのあるメンバーからの一言が「社長は会社に愛があるんですか?」でした。

ティール組織を標ぼうして1年が経ち、それぞれがよくわからないながらもやってきて、いろんな不安や不満があることは承知していましたが、そんな中での一言だったと思います。

「愛があるんですか?」と問われても

「あるよ」としか答えられません。

実際に「ある」から「ある」んです。

そのメンバーには、「ない」ように見えていたんだと思います。

 

正直に言えば、私は根本的には人づきあいは得意ではない、どちらかというと好きではない かもしれません。

だからと言って、人が嫌いか というとそういうことはなく、人のことは信じている、、、もう少し詳しく表現すれば、その人の未来はその人にとって最善である ということを信じています。

だから、その人に起きていることを最善だと信じています。

会社で起きていることは、そこにいるメンバーにとって最善である と信じているので、任せています。

言ってみれば、それが私の愛の形(愛ということをあまりわかってないので表現したくないですが。。)なんだと思います。
(私のことを愛の人と言ってくれる人もいます)

弊社でティール組織にする前提として、
弊社の社員は、
・創造的で、思慮深く、信頼に足る大人で、重要な意思決定を下す能力を持っています。
・自分の判断と行動に対する説明義務を果たし、責任を取れます。
・自分たちの才能とスキルを使って会社と世界に貢献します。
・幸せになるために責任感を持っています。責任感を持つには、なぜ働くのか、だれのために働くのか、を理解し、どのように働くのかを自由意思で決めています。
としています。

まさに、私の意 なので、そうすすめられたらいいな という思いがあります。

 

以前なら、それが伝わっていないことは私の伝え方が悪いのか と思ったと思うのですが(そういう部分もあると思いますが)、今は、受け取った側がそういう枠組みでみているんだな と思います。

問うたメンバーは、みんなで一致団結して、盛り上がって何かを成し遂げることを大事にしています。

そう関わることが 愛 だと思っているんだと思います。

そこからすれば、私のやっていることは、彼の尺度では 愛ではない ということになります。

それは、現時点では私にはどうしようもありません。

違う ということを認識してもらうしかありませんから、それを伝えました。

何より、同じ状況でも、他のメンバーからは、任せもらってうれしい、支えてもらっていると感じている というコメントももらっています。

同じ状況だけど、自分の枠組みがどこにあるかで、違う現実を生きている ということだな とあらためて思います。

 

一致団結を求めるメンバーが2名いて、その二人は、昨年1年はちょっと引いて見ていた と言ってました。

経営企画室で頑張っていて、はしごを外された形になったので、ちょっと外から傍観してみよう と思ったのだと思います。

その気持ちもよくわかります。

外からよく見えたからか、評論めいたことも多かったです。

しかし、外から見ている ということは、自分がいない中の部分がうまくいくことは困るわけです(潜在的にかもしれませんが)。

上手くいっていたら自分がいる意味がなくなってしまいますから。

ということは、必然的にうまくいっていないことに目が向くわけで、評論的になることは仕方がないな と思いました。

しかし、外にいるからメッセージが届きません。

結局、外にいる人には何かをする力はないんだな ということを思いましたし、自分が何をするか に意識がいっているメンバーからは不満がない というのも印象的でした。

もちろん、こう感じたよ ということはその場で伝えました。

 

もう一つ印象的なこととして、弊社は(一見)オープンな社風ですので、若いメンバーが「私はこの人の仕事はやりたくありません」というようなことを言ってきて困る という意見(愚痴?)がありました。

そこで、その困っている ということを伝えたのか?と聞くと、伝えてませんと。

伝えたら何か困るのか? と聞くと、歯切れの悪い感じになりました。

言語化はされませんでしたが、察するに、対立したくない、揉めたくない、衝突したくない と言ったところでしょうか。

一致団結 という枠組みで生きていると、こういうことにも陥るな と思いました。

違いを理解する、お互いを尊重する ということは、結構むずかしいことなんだな と最近の自分自身をもってしても感じていることなので、なかなかむずかしいね って感じです。

さらには、弊社の存在目的が「関わる全ての日常に思いやりを」だから、思いやりが大切です というメンバーもいました。

おいおい、人には言いたいように言わせて自分が我慢するのが思いやりですか?

一物もちながら付き合いされる方がよっぽど嫌ではないですか?

きちんと伝える方が思いやりではないですか?

と問うてみましたが、この辺も歯切れが悪かったですね。

 

自分の内面が現実を創り出してるんだよ って伝えてみましたが、道のりは長そうです。

とはいえ、これもみんなには必要なことであり、私にも必要なことだと思っています。

そうそう、「社長はどうしたいんですか?」とも途中で問われたので、

「みんながしあわせに生きられる会社にしたい」
「どうなっていくかは予測できないから、起きたことにその時々で最善と思うように決めていきたい」

と伝えました。

それもあまりピンときていないようでしたが(笑)

お金は大切だけど、順番はあと。しあわせに生きられるようにしながら、お金も大事だよね ってしないと、お金のために人生を無駄にすることになってしまうと思うから。

お金は大切だけど、お金があってもしあわせとは限らないから。

そういう意味では、ひとりひとりがしあわせに生きることには差があってはいけないと思うし、そこには職位や年齢や性別などは関係ないと思っています。

だから、ティール組織がいいなって思っているのだけれど、
・創造的で、思慮深く、信頼に足る大人で、重要な意思決定を下す能力を持っています。
・自分の判断と行動に対する説明義務を果たし、責任を取れます。
・自分たちの才能とスキルを使って会社と世界に貢献します。
・幸せになるために責任感を持っています。責任感を持つには、なぜ働くのか、だれのために働くのか、を理解し、どのように働くのかを自由意思で決めています。
の前提でない人の枠組みが一番の難しさ かな と思う今日この頃です。

ソース原理でいえば、私は会社のソースでしょうから、その辺の受け渡しとか、どうしていこうかな と思うきっかけとなりました。

 

それでは、今日はこの辺で。

久しぶり過ぎて長文になってしまいました。

最後までお読みくださりありがとうございます。