コーチングとアドバイス

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梶川です。
大坂なおみ選手がテニスの全米オープンで優勝しました。すごい!
テニスの結果もそうですが、スピーチや本人のメンタルなどにも感動しました。
本人はメンタルに弱みがあるということでしたが、コーチによって克服し、今回の結果につながったというニュースが一般的のようです。そのコーチは常に前向きな声かけをするという説明でした。
ある試合でのコーチとの会話が映像で流れていましたが、確かに「君ならできる」「君ができることを僕は知っている」というような声かけをしていました。
(メディアは伝えたいように切り取るので前後を知らずにコメントするのは怖いのですが…)
始めにコーチは「なにかテニスをやらされているように見えるよ」というメッセージを投げかけて、それに対して大坂選手は「楽しくない」と答えました。
「ときどきそういう時があるというのは知ってる」
「全部楽しくない」
「ここで勝つためにやってきたんだろ」
「やりたくない」
(うろ覚えなのでこの通りではありません。すみません)
というようなやりとりが何回かあったあとに「君ならできる」・・・のやりとりがありました。サイドチェンジの短い時間で完結させなければいけないという制約がある中でのコーチングなので、ちょっと強引かなという印象でしたが、その後、大坂選手は自分をコントロールしていったように見えました。
うまくいってる前提として、コーチとの信頼関係(関係性)が構築できていると思います。それがなければ「なんでそう言えるのよ!普段見てないくせに」とかなりそうですから、やみくもに前向きに声かけすればいいということではないと思います。
さらに、目的を確認してますよね。苦しい状況に陥ったときになぜそうなっているのか、なぜそれを乗り越えなければならないのか、なにを目指しているのか。本人が納得している目的だから成立すると思います。でなければ、すぐに放棄してしまうか、あきらめてしまうでしょう。
面談でもゴールの確認、アドバイスしない ということを書いてきましたが、やはり、その人を中心に考えることが大事ですね。
私はスキー部でしたが(上手くはありませんが..)、当時の理論では外足荷重というのがありました。ハの字ですべるプルークボーゲンではターンするときに外足に荷重がかかった状態にすると回っていきます。イメージ的には谷(下)に向かって力をかけていくので初心者には恐怖感が生じて、始めのうちは上手く回れません。
そこでアドバイスするのですが、人によって「外足を強く踏む」とか「外足にのる」とか、時には「反対の足をうかせる(そうすると必然的に外足に体重がかかる)」などなどと教え方が違います。自分がピンときた方法を伝えるのですが、聴く側と同じとは限らないので難しい場合もあります。
ゴルフなんて最たるものだと思います。教え好きなおじさんがいますが、たいてい自分が気にしてることをアドバイスしてきますね。その人のためのようでいて、自分のため?な感じです。
ゴルフも好きなので雑誌などよく読んでいましたが、あれほど「やり方」で儲けているものはないのではないかと思ってしまいます。私としては、結局どうなっていればいいのか を知りたいのですが、それを明確に答えてくれるものには出会ったことがありません。
結局ゴルフもうまくならずじまいでしたが、スイング改造とかいって少しいじったらもう戻れないですからね。戻ればいいやと思ってもあとの祭りだったのも遠い記憶です(涙)
なんかボヤキのようになってしまいました(^^;
ボヤキついでに、、、
大坂選手の受け答えは好きです。彼女は自分に素直だなと思います。それを表現できるのが素晴らしいと思います。
それに対して、メディアの露骨な誘導インタビューが鼻についてしかたありません。残念です。
また、一部では 日本人らしい謙虚さをもっている などというコメントもあり、なんだそれ?って感じです。なんでそんなコメントがいるのか、日本人らしいって何なのか、そして日本人らしい謙虚ってどんなの?と思ってしまいました。
すみません、取り乱してしまいましたm(_ _)m
そもそもメディアの目的ってなんなのかと思うことが多くて、今回の北海道の地震でも痛感していて、ついつい…..
しかし、ここでも目的ですね。効き脳Aだからでしょうか。ポジティブにアプローチできてないときは建設的になりませんね(^^;