不確実な時代に経営者・組織がすべきこと

働き方改革×チームビルディング

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梶川です。

 

昨日、行動経済学から、経営者の業績への影響 について書きました。

誤解を恐れずに書いてしまうと、経営者が考える経営戦略は「当たるも八卦当たらぬも八卦」、社長なんて偉くない ということになってしまうのですが、昨日いただいたコメントやコメントの返信を考えていたときに、ふと思いました。

「当たるも八卦当たらぬも八卦」なのに、再現性が高いと言って働き方改革×チームビルディングを進めているのはなぜだろう? これも、やってもやらなくてもいいものなのだろうか?

このままでは、自己否定です。ちょっと考えてみました。

 

ファスト&スローの本の中で述べられたのは、企業の業績がコントロールできない要因で決まるとすれば、50:50である ということ。

未来のことや外的要因など、自身ではコントロールできないことを予測してうまくいく確率が50%だということになると思います。

近年では、特にVUCA(ブーカ;Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ))の時代と言われて、ますます予測不能になってきていると言われていますので、それこそ、当たるも八卦当たらぬも八卦 かもしれません。

 

であれば、企業としてできることは と考えると、この未来が不確実な時代に いざというときに変化できる体制を整えておくこと ではないかと思います。ダーウィンが言った(とも、言ってないともいわれる)「生き残るのは強いものでなく、変化できるもの」ではないかと。

この視点で考えたとき、組織は人で構成されていることを考慮すると、人が変化に対応できるようになっていることが必要です。が、人は変わりにくい。変わるのに時間がかかります。なので、準備が必要です。

 

どんな準備か。これは、「あり方」の準備しかないかな と思います。組織としてのあり方。

ティール組織の場合、組織そのものが自然のあり方なのでそれはそのままでよいとして、それ以外の組織形態の場合、経営者のヒエラルキーが何らか存在します。ということは、経営者自身の「あり方」が影響すると考えられます。であるならば、まずは経営者が自身のあり方を整えていくことになるのでしょう。リーダーとしての経営者。

リーダーとは。lead やleadershipの語源であるインド・ヨーロッパ語の【leith】は、「出発する」「出発点(敷居)を越える」または「死ぬ」という意味です。

つまり、リーダーの役割は、一言で言うと『未来(未知)の世界へ出発すること』。より不確実な時代だからこそ、自らが未知の世界を恐れずに出発できるようになることが求められるでしょうか。

そして、求められるものは、1.一貫性 2.誠実さ 3.決断力 4.見通す力 5.コミュニケーション力

組織のあり方という視点では、不確実な時代においては、現場で起きている多様なことを、多様な感性で組織活動に活かしていくことが求められるのは間違いないと考えています。つまり、自立型組織であること。

これは以前ブログにも書きましたが、まさにチームビルディング。以下の3要素を整えることです。

1.人材力・・メンバーの強みは?思考行動の特徴は?どんな配置が最良?今、必要な人材は?
2.組織力・・チームが一丸となって相乗効果を生むには?主体性を持つには?
3.関係力・・やる気と能力を引き出すコミュニケーションの取り方は?活性化するには?

そして、これを支えるリーダーシップがサーバントリーダーシップ。

サーバントリーダーシップとは、ミッション(使命)の名の下に奉仕者になること。リーダーたる人物が深く信じているミッション(使命)に共感して、その実現のために動き出す人をリーダーは支え、そういう人が困ったときには支援して、ミッション実現の行動に対して奉仕すること。

つまり、経営者はミッションの実現のために社員を支えていくのです。本質的には、社員は経営者についてきているのではなく、ミッションについてきているという理解です。

ここでも、経営者のあり方が求められています。

 

そして、不確実な時代でも確実なことがあります。

日本においては、人口減少、生産年齢人口の減少、少子高齢化 など。

すでに起きている未来 とも言われています。これに対応できる準備をしておくことは必須でしょう。これは働き方改革で言われていることです。

 

ということで、長くなってしまいましたが、私たちが進めている働き方改革やチームビルディング、そしてその大前提となる経営者自身の考え方やあり方(ビジョンやミッションに現れる)については、不確実な時代だからこそ求められるものだと、あらためて自分では整理できました。自己満足かもしれません(汗)が、今後も、迷わず進めていきたいと思います。

 

それにしても、私が書くと そもそも論 のようなことが多くなってしまって面白くないかな と思うこともあります。効き脳Aであるがゆえとご容赦くださいませ。

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働き方改革×チームビルディング
「社長も社員も幸せになり、業績もあがる本当の働き方改革セミナー」@名古屋

 

そして、今週もありがとうございました。また、3連休ですね。来週月曜日にお会いしましょう。Have a nice weekend!