「学ぶ」と「働く」と「豊かさ」

働き方改革×チームビルディング

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梶川です。

 

働き方改革というと、北欧が先進国、事例というのが定番のようになっています。

私は北欧には行ったことがないので、一度訪れて、いろいろなことを見聞してみたいと画策しています。

 

行ったことがないので、記事や本で読んだ限りの感想ですが、どうやらスウェーデンは「人と人は違う」ということが根底にあるらしい。

なので、教育という点では、その子供が興味をもつこと、好きなことをやれるようにし、自ら工夫して思考をひろげていくことを手伝っている ということらしい。

だから、学ぶことの楽しさを大切さを知っているので、大人になっても学び続けるのだそうだ。

 

自分を振り返ると、早く勉強しなくていいようにならないかな と思いながら大学生になり、単位をとるのに必要最低限のことだけやって(それでも留年したが(爆))、思いっきり遊んでいたなぁ。社会人になっても学ぶなんてこと、まったく理解できなかった。

仕事のことは仕事中に覚えるのであって、資格をとるとか、会社外に学びにいくとか、考えられなかったし、会社の研修で出かけた日には、そのあとどこに遊びにいこうか くらいしか考えてなかったような。

そう思うと、今の若い世代の人たちは熱心に勉強している人が多いような気もします。

 

それでも経営者となった今、それなりに学んでいるつもりですが、社員にとって社員教育ということは特別な課題にしなければ進んでいかないという現実はあります。つまり、社員も昔の自分と同じで、学ぶことは必要なことだと頭ではわかっていても進まない のでしょう。

スウェーデンのように、学ぶことが楽しい と思えたらどんなに素晴らしいか。

それには、やはり自分の好きなこと、興味のあること、得意なこと である必要があるのでしょう。そして、社会人として学びつづけるためには、その仕事が自分の好きなこと、興味のあること、得意なこと である必要があるということでしょう。

 

中小企業においては、必ずしも自分の好きなこと、興味のあることが仕事として存在してないかもしれませんが、自分の得意なようにやることは可能だと思います。それぞれの社員にあった仕事を、その人らしくやれるように、自分も周りも認めていけるチームづくりが、社員が自ら成長していく会社への必要条件のように思います。

そしてそれは、社員にとって自分の強みを活かせるので生産性も高く成果がでます。その結果、認められたり、褒められたり、モチベーションも高くなります。

そうなると、働く ということが、何かを我慢する とか、いやいややる というものでなくなっていき、趣味のように働く とまではいかなかもしれませんが、1回しかない人生を少しでも豊かに生きていくことにつながるのではないでしょうか。

もし、社内にそのフィールドがないとしたら転職することになるのでしょうが、それは気持ちよく送り出してあげたいですね。

 

人によって豊かさはそれぞれだと思います。ちなみにスウェーデンでは、自分が好きなことができる時間が豊かさだそうです。自分の人生を生きることが自然なんでしょうね。

個を尊重しながらも、利己主義ではなく、孤独でもない。

これが実現できていたら、すごくいい距離感だなぁ と思いました。

 

先日、スウェーデンで生活し働いていたことのある、竹内美紀さん という方のZOOMセミナーを聴講しました。その後のコメントですごく印象的なものがありました。

「スウェーデンにいると、正直難しいことは考えず、自分のペースで自分の生き方で、そして他も尊重する。それがあまりにも自然なので、日本人が何をそんなに考えているのか、理由付けをしたがるのか不思議に思うのではないでしょうか」

効き脳Aとしては、グサッとくる感じです(^^;

自然に、軽やかに、生きていきたいですね!