人と人は違う 価値観

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梶川です。

 

人口ボーナス期→オーナス期において、古いままの意識や考えでは成立しないので、意識改革が必要になる=OSを入れ替えるというトピックについて以前書きました。

 

古い「オペレーティングシステム」では、

人を変える事ができる

人は外からの刺激で変えられる(外的コントロール)

正しい価値観は一つ

という考え方でした。

 

一方、新しい「オペレーティングシステム」では、

人を直接変える事はできない

人は内側の動機で動く(内的動機説)

価値観は人それぞれ違う

という考え方です。

 

今回は、価値観について書いてみます。

 

よく言われていますが、人が行動する目的は2つだけです。

「快」を得たいか、「不快」から逃れたいか。

 

では、人によってその「快」「不快」を決めているものは何か。

それが価値観であり、そのベースには「欲求」があります。

 

欲求には、以下の5つがあります。

愛・所属の欲求;愛、仲間、協調など
人を大切にしたい、されたい
人が大好き、誰かと一緒にいたい
一緒に働く人が重要

力・価値の欲求;自己価値、重要感、達成感、貢献など
認められたい、役に立ちたい、勝ちたい、結果を残したい、賞賛されたい

自由の欲求;独立、自主、自制、選択など
自分で判断したい、自分で選びたい、変化、人にあれこれ言われたくない

楽しみの欲求;学び、笑い、好奇心など
楽しみたい、笑いが大切、充実感、学びたい
やりがいのある仕事、好奇心が強い
関心が強い

生存の欲求;空気、水、食物、防寒、安全など
安全な環境にしたい、平穏で安定が得たい
住環境や家族のことが気になる

 

コンサルや研修でこのこの欲求に基づいた価値観を擦り合わせてもらうのですが、まぁ、ほぼ一つにはまとまりませんね。

それだけ、価値観というのは個人の中に深く根ざしていて、簡単なことでは妥協できないということだと思います。

 

頭ではわかっていたつもりだったのが、このように実際に体感していただくと、本当に人それぞれで、また、変えられないということを強く認識されます。

 

面談や世間話でも、ついつい部下に「なんでそんなこと気にするんだ?」とか、「俺はなぁ・・」と自分の価値観に基づいたことを押し付けてしまっていた と振り返りされることが多いです。

 

自分の欲求、何を大事にしているのかわからない場合は、それを裏返して、否定された時に一番嫌なこと  が、自分の一番大事にしている欲求です。

もちろん、自分の置かれた環境などによって変化していきますので「今は」ということですし、また当然、優劣もありません。

 

効き脳と合わせて、人と人は違うということのご参考になれば。