自立型組織になるということ

働き方改革×チームビルディング

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梶川です。

 

昨日は弊社の賞与支給日でした。

おかげさまで、今期も目標達成し、予定の賞与を支給することができました。

弊社の場合は、労働分配率が目標とする数値になるように人件費を決めていますので、月給、残業手当等を除いた額が賞与原資となります。

残業手当が多くなれば賞与原資が減り、残業手当が少なければ賞与が増える ということです。

このあたりの数値については、毎回の賞与支給時に社員全員に共有しています。

 

さて、今回は賞与支給日に社員が集まる機会を利用して、先日のリノベーション会議でのもやもやについて全員で話す機会を持ちました。

もやもやについては、リノベチームが主体となってすすめてきて、全員でワークショップを行ってトータル案を決定し、工務店にデザイン提案をしてもらったものを再度全員で共有したところ、予算について異論が出て、ついでに進め方についての異論が出て、結局どうしようか となってもやもやしながら進めていくことになった という経緯です。

このままでは、進めるリノベチームももやもやだし、異論を唱えた社員もいわなきゃよかったと思ってるし、よくないな ということで、時間をとることにしました。

 

昨日のブログでも書きましたが、これからの働き方は、自立して協働していくことが求められると考えています。

従って、話し合う前に、当社の目指す組織像 について、改めて私の考えを共有する時間をとりました。

1.不確実な時代において、特に中小企業は外部環境の影響を受けやすく、柔軟に変化できる組織であることが必要であること。そして、社会への価値提供を最大にできる組織であること。そのためには自立型組織になること。

2.そして、自立型であるということは、社員一人ひとりがやりがいをもって仕事をすることができ、自身も成長し、幸せに生きていくことが可能になること。

この二つには何ら矛盾がありません。

 

そして、この組織になっていくのに必要なコミュニケーションが、上位の目的を考えながら、異なる意見の人たちと対話を重ねて合意形成を図る ということです。

その過程では、自分のもやもやや、あれっおかしい といった感情についても素直に表現することや、反対意見も安心して述べられる場づくりが大切で、そのためには、否定することなく、自分の意見や感情はいったん保留して相手の想いに寄り添って聴くこと が必要になってきます。

これをグランドルールとして、話し合いをしてみました。

 

結果的に結論はでませんでしたが、これまでだったら場をまとめることを最優先として、我慢して言わない とか、まあ いいか としてきたものを、言うべきことを言い合ってどんな感情になるのか、対話ってどんな感じかを体感できたのではないかと思います。

一部の社員は怪訝そうな、上手く伝えられなかったような、複雑な表情をしている者もいましたので、今後の面談などで意見、感想を聴いてみようと思います。

 

こういうことを学んでこなかったと思うので、ある意味面倒で、避けたくなるようなことかもしれません。ただ、社会で必要な力と思いますので、恐れずに、面倒がらずに向き合っていきたいと思います。