やはり対話が大事

働き方改革×チームビルディング

働き方改革はチームビルディングで実現!

人が活きて業績があがる本当の働き方改革を広める
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。

 

今回も弊社での出来事についてです。

先々回のブログで、私のざわざわ感について書きました。

その後、毎月の社員面談を行ったときのある意見です。

 

新年度の4月から、これまでのチーム活動を進化させて、全員がいくつかのテーマを推進するチームに分かれて活動を進めていこうと考えていました。

というのは、3年前からワークライフバランスに関する活動をチームに任せて進めてきました。

活動の主体を社員にということで、一定の成果を得たと思います。ただ、3年経って、一部の社員だけが負担感を感じているのではないか という意見も出てきました。

その活動になにかしらのインセンティブのようなものがあったらいい というような意見もありました。

 

もともと弊社には、自分たちの職場環境だから自分たちで創り上げる という方針があります。

なので、何かインセンティブがあるからやる ということにはしたくありませんでした。

従って、一部の人だけでない、全員でかかわるように ということで、全員が何かしらのチームに所属してすすめていこう というのが次年度に向けての主旨でした。

 

これを踏まえての、冒頭の面談でのある意見です。

それは、「面倒なのでやりたくない」というものでした。

「社長が決めてくれて、それを指示してくれた方がいい」

そこそこベテランの域の社員です。

 

伏線には、弊社で取り組んでいるリノベーションの活動での意見のやりとりがあるのですが、要は、自分たちで決めるのが大変 ということです。

普段の仕事があるのに、それ以外の職場環境の改善のようなことに取り組むのが大変 という意見です。だれかがやってくれるのはいいけど、自分が進めるのは負担が大きい ということもあるようです。

 

私が話したことは以下の2点です。

一つ目は、対話は大変だよね。最終的に決めるのは大変だよね。だけど、人生は選択の連続で、その選択に自分で責任をとっていかなければいけない。当社は、経営理念の一つに「自分の人生に責任を持つ」というのがある。そのための訓練の場にしたいと思っている。若い社員たちにとって、当社に入社して成長を実感できる会社にしたいと思っているんだよ ということ。

そして、それを踏まえたうえで、「いいことは面倒くさいよね」と。

 

二つ目は、対話ができる職場がこれから強い ということ。取り巻く環境や、背景や、世代間のギャップのことなど、なぜ、対話が必要かということについて説明しました。以前にもしている話ですが、何度も繰り返し説明しないと忘れてしまいますね。

 

面談終了時には納得して、笑顔で部屋を出て行ってくれました。とても責任感が強く、心強い社員なので、これまで以上に一層力を発揮してくれると思います。

 

やはり、対話が大事だなと思います。

これを社員同士で、だれとでもできるようにと思ってさざ波を起こしていますが、しばらくは見守っていくことが必要かなと感じています。

数回話したくらいでは定着しないし、それこそ、制度を決めたから人が動くなんてことはないし、じっくりと粘り強く対話をくりかえすことが重要だと思っています。

 

もう一つ、課題と思っているのが評価制度。

一つは、成長支援という考え方。

もう一つは、賃金との兼ね合いで、価値提供という考え方。

そして、チームビルディング的には、自分の強みを活かして会社に貢献するということと、マネジメントでは、メンバーそれぞれの強みを活かして仕事が回るように配置すること という考え方がありそれを反映した制度であること。

こられがうまく表現できる制度ができないかなと思考錯誤しています。

最終的にはこれも 対話 が解決の手段かなと考えていますが、ひとまず、チームビルディングを共に学んでいる大竹さんが出版されたこの本が参考になるかなと思っています。

今いる社員で成果を上げる 中小企業の社員成長支援制度

メンバーの能力を最大限発揮してもらうための成長支援について、考え方やひな形も豊富にありますし、運用についても丁寧に説明されています。

制度だけでない、運用とセットになったこの本を参考に考えていきたいと思います。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。